CompTIA認定資格活用インタビュー
お客様視点を極める
〜株式会社大塚商会〜

CompTIA認定資格取得者インタビュー第6回は、PC教育からIT研修まで様々なトレーニングを提供する株式会社大塚商会 エデュケーションセンター CAD教育グループ  課長 大塚 麻由子様、 青木 陽史様、 土門 佳世様、PLMソリューション営業部 PLMソリューション課 廣瀬 八重様にお話をお伺いしました。
プレゼンスキル、コミュニケーションスキル、インストラクションスキルを向上によって、お客様に満足度の高いトレーニングを提供されています。
 

CompTIA(以下、グレー部分はCompTIA )
CAD教育グループの業務内容と今回の受験の動機を教えて頂けますか。

【大塚 様】
弊社は、コンピュータ、複写機、通信機器、ソフトウェアの販売、受託ソフトの開発等のシステムインテグレーション事業と、サプライ供給、保守、教育支援等のサービス&サポート事業の2つの柱があり、 エデュケーションセンターは、サービス&サポート事業に属します。PC教育からITスペシャリスト研修、そしてヒューマンスキル研修まで、あらゆるニーズにお応えし、全国に拠点を設け展開しています。そしてCAD教育は、Autodesk、SolidWorks、Dassault Systems、PTC等の主要なCADメーカーの認定を受けた質の高いトレーニングを提供しており、その数は、約20種類、約80コースにものぼります。

【廣瀬 様】
今回は、トレーニングをより質の高いものにすることが、そもそもの動機です。ソフトの操作内容に精通していることは当然のことですが、インストラクタとしてのスキルがお客様への提供、満足度を大きく左右します。CTT+は、インストラクタとしてのスキルを定量的に量れるものとして捉えていました。

 
今回のCTT+のトレーニング・受験をきっかけに変わったことはございますか。

【青木 様】
インストラクションとして一番悪いのが、講師が前に立ち、一方通行にデモで一通り触って、最後に質問、と言った手法です。雰囲気的にも質問できない環境を作っていて、質問がないとお客様の進捗を確認したつもりになるのです。質問を受けても的外れな質問を受けて、情報の伝達がうまくいっていない事に気づきますし、進捗の遅い人は仕方がないと割り切ってしまう悪循環に陥ります。
今回の機会で、このような悪循環がないよう、「お客様の立場になって考える」ことを改めて気づかされました。特に、「事前準備」に時間を費やすことの大切さを実感しています。

【廣瀬 様】
「事前準備」の充実が、授業で余裕を作る上でも大変重要であると考えるようになりました。コースの時間割りや段取りの打合せ、補足資料の確認などが中心でしたが、加えて授業での様々な想定を考え準備することで、授業にも自分にも変化が見られたことを感じています。
どのような質問が来るかを想定しておくことで、イレギュラーなパターンに対応できるようになりましたし、情報の伝達の重要性にもCTT+によって気づかされ、内容の吟味にも円滑な伝達を考えて吟味することを心がけるようになりました。その分お客様を引き込んだ授業が行えるようになり、質問を受けても的外れなものではなく、予めレクチャーした内容を理解した上での発展的な質問を受けています。情報が行き届いた上で質問が来るようになっていることを実感していますし、このような質問を受けることで雰囲気が盛り上がることに気がつきました。これからは、質問を投げかけるスキルを向上させることで、より有意義な授業にしたいですね。

【土門 様】
私も事前準備を充実することで自信を持って授業に打ち込めています。以前は、授業についてこれない方はしょうがないと思っていたところがありましたが、間違いでした。気持ちに余裕があるのか、自分が笑顔になっているのを感じますし、以前より研修中の雰囲気が良いと思います。また、アンケートにも積極的なコメントが多くなっていまして、これも雰囲気が良い証拠だと思います。

【青木 様】
授業環境にも一層の気を配っていることも、雰囲気にいい影響を与えていると思います。例えば、すべての席に座って、スクリーンの見え方を確認したり、服装や思いもよらぬ事態への対応など。仕方ないかなとは思わず、できる限りのことを検討する。居心地の良い空間を作りリラックスできる環境を提供できていることも、いい雰囲気で授業が行えている要因の一つと思います。
また、タイムスケジュール一つにしても、お客様の授業後の予定を考慮に入れ、きっちりと守れるようになりました。

【廣瀬 様】
私はインストラクタも致しますが、そもそものミッションは営業支援業務やサポート業務です。実はこのミッションでもCTT+で学びました内容が、とても有効に働いています。特にプレゼン時ですが、資料作成で良しとせず、事前準備で想定される質問への対応を考えて本番に臨みます。実際のプレゼンではコミュニケーションのとり方や雰囲気作りに気を配りながら、行うようにしています。今ではソフトでいい印象を与えながら進行できるようになり、営業的にとても効果があります。

 
VBTは如何でしたか。

【土門 様】
VBTの自分のビデオを見て、インストラクタの印象で授業の印象も変わることを感じています。

【青木 様】
自分の授業風景を普段見ることはないですし、撮られることにもすごく緊張しました。指摘されても自分では分からない部分がありまして、例えばインストラクション中に「え〜」が続いたり、体が揺れていたり。どれだけかっこ悪いかは分からなかったのですが、ビデオを見てかっこ悪いことが初めて分かりました。口癖、弱み、強みを見つけることができ、変わるきっかけになりました。
今は、ソフトでいい印象をイメージに心がけていますし、「楽しい授業でした」というコメントをもらう機会が多くなりました。

 
最後にこれからCTT+のトレーニング・受験を考えていらっしゃる皆様に何かございましたら頂けますか。
【土門 様】
プレゼンスキル、コミュニケーションスキル、そしてインストラクションスキルといった3つの技術があれば、どのような製品でも、授業に立てると思います。受験に受かっても受からなくても、損はありません。また、立ち振る舞いから普段の会話の中までも、人間としての成長に役に立ちます。人生に役立つものです!

【廣瀬 様】
自分が過去に受けた授業、小学校から大学まで受けた授業で、面白かったものと面白くなかったものを思い出してみてください。一方的な授業、和やかな授業、あなたがどちらを目指すのか、今はどちらなのかを考えることからが重要と思います。

 
ありがとうございました。
 
CompTIAより

より良いトレーニングの提供のためだけではなく、通常業務についてもCTT+をご活用されている大塚商会様。プレゼンテーション能力を高めるCTT+の利点を十分にご理解いただいているようです。

CTT+では、VBT(ビデオ・パフォーマンス・テスト)が提供されています。インストラクションをするご自分を客観的に見ることができ、長所・短所を見つけ出す良い機会ではないでしょうか。

最後になりましたが、快くインタビューに応じてくださいました大塚様、 青木様、 土門様、廣瀬様には、この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。今後の益々のご活躍を心よりお祈りしております。