CompTIA認定資格取得者インタビュー

お客様のベストパートナーとして
〜CompTIA A+で信頼獲得の向上へ〜

第13回CompTIA認定資格取得者インタビューは、マルチベンダーサービス企業として、着実に業務範囲を広げていらっしゃるベストパートナー株式会社様から、代表取締役社長の西田 英仁様、現場で活躍されています若手社員の皆様(吉村 秋人様、鈴木 大輔様、岡本 節子様、石橋 公浩様、藤井 宏亮様、水野 敦様 )にお話をお聞き致しました。

 
CompTIA(以下、グレー部分はCompTIA )
皆様の業務内容を教えてください。
(鈴木 様、岡本 様)
業務委託を受けています法人向けADSLのモデムについて保守をしています。サービスコールが入った後、お客様先に訪問し、トラブルシューティング、回線調査及び故障交換を行っています。サービスコール数や訪問先の場所によって割かれる時間が変わってくる業務ですが、内部処理作業とバランスを取りながら日々行っています。

(石橋 様)
お客様先のサーバの監視業務を行っています。24時間4人体制でローテーションしながら常駐監視しています。専用ツールにより、アラート発生時の対応に備えています。

(藤井 様、水野 様)
コンビニエンスストアに納品されている情報端末の保守、ADSLのモデムの開通作業を担当しています。

(吉村 様)
現在管理職(チーフ)として直属部下の管理・指導や後方支援を担当しています。
当社と直接PCサポート&サービス契約を頂いていますお客様へのテクニカルサポートや、ADSLのモデム保守サービスも適宜行っています。そのほか、当社では、レーザープリンター、複合機、情報機器端末のフィールドサポート、点検作業やお客様先でのコールセンター(ヘルプデスク)への派遣なども当社の事業であります。

 
どのような経緯で今のお仕事に関心を持たれたのですか。

(鈴木 様)
長くアルバイトで接客業をしていた経験があり、今までの経験を生かして、また“かしこそうな仕事”に就こうと思い、この仕事を選びました。ただ、以前の私は、パソコンを触るというとインターネットを利用する程度でした。

(岡本 様)
契約社員として、事務業務を長く経験していたのですが、正社員として手に職をつけて、女性があまりやっていない業務をしていみたいと思っていました。今はまだ自分の力不足を感じていますが、いい選択をしたと思っています。事務の仕事は、日、月、年と単位は違えども同じことの繰り返しでしたが、今の仕事は、繋がらなくなった原因は同じであっても、設置されている状況など、お客様それぞれでまったく同じということがなく、いつも新鮮な気持ちで対応できるところが良いと思います。

(吉村 様)
理系の大学を出ているのですが、授業を通してパソコンに触っているうちに中身への興味を持ち始めました。自作PCの製作で色々なトラブルを解決するうちに、仕事になっていた感じです。当初はシステム開発にも興味がありましたが、トラブルを解決した時の達成感や充実感から、PCサポートのスペシャリストになりたいと思うようになりました。

(石橋 様)
アルバイトでモデムを配る仕事をしていたのが、自分のPCを購入した時と同時期で、その時期に色々とIT環境が理解できるようになりました。その後友人が分からないことがあると、教える立場にいるようになり、こんな仕事もいいなー、と思いました。

 
このお仕事での“喜び”や“成長”を感じたことは何ですか。
(鈴木 様)
フィールドエンジニアはとてもすばらしい仕事です。トラブルの程度がどのようなものであったとしても、解決することに対してお客様からの多大な感謝をいただけるからです。
「“今後とも”よろしくおねがいします。」の“今後とも”が、自分にとっての“喜び”です。
また、色々なお客様がいらっしゃり、また設置環境がまちまちですので、経験を肥やしにすることで応用力がつき、コミュニケーションにおいて柔軟な対応ができるようになります。最近では、作業をしながらでも、周りに気を向けられるようになりましたので、お客様の心理的状況にも配慮しながら、対応をできるようになっていると思います。毎回違う場所にいけることを、楽しみにしていますし、初めて遭遇する機会をチャンスと捉えています。

(吉村 様)
お客様から「ありがとう」をいただけます。これが大きい。しかも、毎日「ありがとう」をいただけます。
たとえば、自分たちにとってはとても簡単なことでも、初心者の方にはとても難しく、また操作方法が分からないと言うことはとてもたくさんあります。
そこで、ただトラブルを解決して終わるだけではなく、そこからプラスアルファをお客様に提供することで、お客様から「ありがとう」と感謝され、またプラスアルファを提供することにより”ベストパートナーに依頼して良かった”と思われ、次回につながると思います。
確かに、自分が分からないトラブルに立ち会うこともありますが、それを乗り越えたときには何とも言えない達成感があり、それがイコールお客様につながるというのがサポート業務の醍醐味だと思います。

(藤井 様)
「お客様の事業の下地を作っている」ということが、すごく嬉しいです。お礼は言われなくても、実際役に立っていれば、私は本望です。私は「黒子」でいいです。

 
皆様CompTIA A+をお持ちですが、日頃の業務でどのように役に立ちましたか。
(石橋 様)
IT業界やサービス&サポート業務自体何をするのか何も分からずに入りましたが、A+の学習で学んだ内容がお客様の環境や会話の理解に役立っています。
例えば、お客様へ障害の連絡をする際、お客様の方からどの様なエラー表示なのか、このコマンドの結果を教えてほしいなど自宅利用では聞く事のない専門用語で聞かれることがあります。
A+を取得して、コマンドの意味、操作方法、OSのブートの仕組み、ハード面での組み立て理解など幅広い専門用語で会話をお客様とすることが出来る様になりました。

(鈴木 様)
業務での基本的なベースが自然とできているのと、いざというときの問題にも対応できるようになっています。
例えば、障害対応を完了したにも関わらず、お客様の環境が改善されない場合というのが稀にあるのですが、その原因は端末の基本的な設定や操作ミスである事がほとんどです。それについての助言や提案などをその場で行えるので、お客様からの信頼を得る事にも役立っています。

 
多くの若手社員の皆様が活躍されている貴社ですが、今後はどのように事業展開をされる予定ですか。
(西田 様)
今後3年くらいを目途に全国へのサポート拠点づくりを展開中です。それはITを通じて社会貢献できる場面は全国あらゆる所で発生しているからです。また、現行の社員には更なる技術力UPを目指してより上位の案件に対応できるように今のうちから勉強や資格取得に努めるように指導しています。新人社員が入社してくればそのポジションを明け渡し、また違うキャリアへチェンジしたり、全国への拠点づくりのリーダーとしても活躍をしたりして欲しいと考えています。
近い将来、社員も100名規模を目指しており、アウトソーシング型の受注だけではなく当社直接お取引できるお客様をどんどん開拓できるようにするつもりです。そのために、「セールスエンジニア」を養成し私の持っている営業ノウハウを伝授して仕事の幅をより広げていけるようにしたいと考えています。
 
ありがとうございました。
 

CompTIAより

フィールドエンジニアというお仕事に誇りを持って日々活動されている感じが、とてもよく伝わってきました。

インタビュー中では、「黒子」という表現を使われていましたが、正に縁の下の力持ちとしてなくてはならないお仕事だと考えています。

最後になりましたが、快くインタビューに応じてくださいました西田様、吉村様、鈴木様、岡本様、石橋様、藤井様、水野様には、この場をお借りして御礼申し上げます。
ありがとうございました。今後の益々のご活躍を心よりお祈りしております。