CompTIA(コンプティア)は、IT業界団体としてワールドワイドでCompTIA認定資格などを通し、健全な人材の育成に貢献しています。


テクニカルコールセンター業界の人材育成に動き

〜標準指標の策定・地域連携による雇用拡大に期待〜
【2002年12月10日 東京】

 各地方においてコールセンター企業の誘致は、地域内における雇用の活性化を図る上で最も注目されているものである。特にテクニカルコールセンターについては、PCに代表されるカスタマーサポートだけでなく、アプリケーションからあらゆるシステム、通信においても多くのサポート要員が必要とされている。地域内でのIT知識の好循環、すなわちあらゆる環境に対応できる“基盤”となる能力を生かした、スキルアップによる地域内のIT普及への貢献も期待している。
 その状況下、各地域内における人材育成について動きが見え始めている。沖縄県IT高度人材育成事業の代表法人でもある株式会社CSKコミュニケーションズ(沖縄県那覇市/代表取締役社長:川本 久敏)では、今後1年間にCompTIA A+を160名取得することを掲げ、将来的には採用試験として活用することを検討している。
 CompTIA(コンプティア、コンピュータ技術産業協会/本部:米国イリノイ州)とHDI-Japan(Help Desk Institute-Japan)を組織するシンクサービス株式会社(神奈川県川崎市/代表: 山下辰巳)は相互会員のパートナーシップを結び、今後日本におけるテクニカルコールセンターの実態調査で現状を把握した後、“指標”というプラットフォームを提供していく方向性を持つ。IT業界内で作成され、それぞれの業務の基盤となる「知識・スキル、その活用能力・業務での考え方」で構成される“CompTIA認定資格”と、HDA(ヘルプデスクアナリスト)などの国際的なサポート標準プログラムのジョイントトレーニングは、すでに欧米で良質な人材育成の指標として活用されている。サポートサービスを提供している株式会社クリエイトラボ(本社:東京都品川区/代表:廣岡 享)では、いち早く双方のトレーニングをメニュー化。サポート要員側のモチベーションと顧客側のCSの双方における向上を図る。
 人材育成においてテクニカルコールセンターは、ノンテクニカルよりも広範なスキルレベルを要求されるため、未だ実務標準指標となるものが定められておらず、企業毎が尺度を持っている状況という。
  “基盤”を備えた人材集積は今後のIT社会にも好影響を与える。テクニカルコールセンターという職種の正しい理解と地位向上のためにも指標の設定が急がれる。


−CompTIAとは−
 CompTIAは、1万社以上の会員企業を持つIT系の非営利グローバル業界組織。米国のほか、カナダ、イギリス、ドイツ、オーストラリア、東京などに拠点を持つ。e-ビジネスやテレコム技術の世界標準化活動のほか、必要とされる即戦力のIT技術者養成のため、ベンダー中立のIT系資格試験を全世界的に展開している。多くの政府が認定しているほか、受験者への財政補助などを行っている。IT資格としてはMicrosoftについで世界2位の規模。

−CompTIA認定資格とは−
 業界内で求められる実務上必要とされるITスキルを、業界内で構成される調査委員会が調査・分析し、コーナーストーンと呼ばれるIBMやCompaqなど20社前後の会員企業で作られる試験作成委員会が問題を提案・作成。それぞれの業務の基盤となる「知識・スキル、その活用能力・業務での考え方」で構成される。現在「A+」をはじめ9分野の認定資格があり、内6分野が日本語受験可能。

【お問い合わせ先】
CompTIA日本支局 http://www.comptia.jp
〒101-0061 東京都千代田区三崎町3-4-9 水道橋MSビル7F
TEL:03-5226-5345 FAX:03-5226-0970
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担当:広報

 




 

 



 
 
 

 

 

 
 

 
 
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