CompTIAの最新の調査によると、ITマネージドサービスの顧客は、セキュリティー、ストレージ、障害復旧といったサービスに今後重点を置くことがわかった。
調査対象となった、マネージドサービスのユーザー322企業のうち3分の1が、2007年において、マネージドセキュリティーサービスへの投資を行う、または予算を増やすと回答した。また、同様に回答者
の3分の1 がストレージ、バックアップ、障害復旧といったサービスへの投資、予算の増加を答えた。
2007年度におけるその他予算優先事項となるITマネージドサービスには、WebまたはEmailホスティング
(27%) 、ネットワーク監視および管理 (25%) 、SaaS(Software-as-a-service)
およびアプリケーションサブスクリプション (20%) が含まれた。
ITマネージドサービスへの投資を決定する理由として、40%の回答者が、「特定のITサービスを管理するための社内スキルが存在しないため」と答えた。また、、30%の回答者が「社内で行うより、特定のITサービスを管理する第三者に依頼する方が費用がかからない」とし、21%の回答者が「自分たちの主力業務に集中することができるため」と答えている。
調査が行われたマネージドサービスユーザーは、小企業 (従業員数1〜20、年商$5百万以下) から、大企業 (従業員数1000以上、年商$250百万以上)
が対象で、幅広い産業分野に及んだ。昨年、これら企業がマネージドサービスに費やした平均額は、$243,855であった。
この調査は、ITマネージドサービス市場における傾向、ITマネージドサービス提供企業が抱える成功と挑戦要因、成長の機会の特定を目的とし、CompTIAがHarris
Interactiveに調査を委託し実施された。
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