CompTIAは、CompTIA
A+、CompTIA Network+、CompTIA Security+の3科目につき、認定資格試験の中に、パフォーマンスベースドテスト(シミュレーションテスト)の導入を実施することを発表しました。日本語試験では、2012年以降に改訂/更新の対象となる試験を対象に導入されます。
現在、上記3科目の試験問題は、全てテキスト形式の選択問題で実施されています。今後導入されるパフォーマンスベースドテストでは、試験問題に対し、受験者は、テスト画面上に表示されるシミュレーション環境上で、タスクの実行や問題解決を行い、知識やスキルの証明を行います。
CompTIA Skill Certification部門のエクゼクティブ・ヴァイス・プレジデントのTerry
Erdleは、「これらのパフォーマンスベースドテストの問題は、より実践に近い形で受験者のスキルを測ることができるため、ITタスクに関連する正確なスキルや知識が必要とされます。」と述べています。
2011年9月に配信が開始されたCompTIA Advanced Security Practitioner
(CASP/英語配信のみ)は、選択問題とパフォーマンスベースドテストの問題の両方が採用された初のCompTIA認定資格試験となります。IT技術者のスキル基盤となる上記の3科目に対し、同様の実施方法を用いることで、受験者のスキルレベルをより正確に評価することを可能とします。
CompTIAでは、下記の通りパフォーマンスベースドテストの問題の追加を予定しています。
■ CompTIA A+: 改訂CompTIA A+(試験番号:220-801/220-802)には、通常の選択問題に加え、パフォーマンスベースドテストの問題が追加されます。このバージョンの英語試験の配信開始は、2012年10月を予定しています。(日本語試験は、2013年初旬を予定。)現在配信されているCompTIA
A+(試験番号220-701、220-702)にはパフォーマンスベースドテストの問題は含まれません。なお、この現行バージョンは、英語試験、日本語試験を含め、2013年8月31日にて配信が終了となります。
■ CompTIA Network+:CompTIA Network+(試験番号:N10-005)の英語試験へのパフォーマンスベースドテストの問題は、2012年第4四半期内に追加される予定です。(日本語試験の予定は、まだ詳細なスケジュールが決定しておりません。決定し次第、CompTIA日本支局Webサイトにてご案内をいたします。)
■ CompTIA Security+: CompTIA Security+(試験番号SY0-301)の英語試験へのパフォーマンスベースドテストの問題は、2013年第1四半期にされる予定です。(日本語試験の予定は、まだ詳細なスケジュールが決定しておりません。決定し次第、CompTIA日本支局Webサイトにてご案内をいたします。)
パフォーマンスベースドテストの問題では、表示されるシミュレーション環境において、受験者はタスクの実行や問題解決方法が問われます。各問題では、対象資格や問題の内容にあわせ、コマンドプロンプト、Windows環境、ネットワーク環境など、様々なITインフラに関する問題が含まれ、対応したシミュレーション環境が実行されます。
問題で問われているタスクの実行や、問題解決がなされた後、受験者は画面上で「Done(完了)」ボタンを押し、次の質問に進みます。
これらのパフォーマンスベースドテストに加え、従来の単一選択、複数選択問題が出題されます。また、試験によっては、画像やビデオなどが試験に組み込まれていることがあります。
パフォーマンスベースドテストの具体例、またその他受験方法につきましては、下記CompTIAカスタマーサポート内のページにて「試験の受け方:受験者エクスペリエンスビデオ」にてご案内しています。
ビデオは、英語でのご案内になりますが、同ページ内に日本語での詳細をご案内しておりますので、合わせてご確認ください。
試験の受け方:受験者エクスペリエンスビデオ
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