製品のライフサイクルが、月単位でめまぐるしく変化するIT業界において、CompTIA
A+認定資格は、今月20周年を迎えます。CompTIA A+は、ITキャリアをスタートする方のファーストステップとして、広くご活用いただき、ベストな方法として多くの方に認識をいただいています。
「1993年に、PCを修理する方のための認定資格として配信開始されたCompTIA A+は、2013年BYOD(Bring
your own device)、クラウドコンピューティング、サイバーセキュリティといったテクノロジー環境にある今現在においても、テクノロジースキルの最先端にあります。」CompTIA
CEOであるToddは述べています。
CompTIA A+は、ITサービスおよびサポートに必要となる実務的標準スキルおよび知識を問う認定資格であり、世界的に認知される品質規格に準拠しているとしISO/ANSI認定を取得しています。配信開始以来、92万5千人以上のITプロフェッショナルが、CompTIA
A+を取得しています。
CompTIA A+の最初に取得した人物は、Compaqのサーバーテクサポートのトレーニングシステム開発者であったPatrick
Farley氏でした。彼は1993年3月19日にCompTIA A+を取得しました。
「当時、他者との差別化をはかるため資格取得に至りました。また、学士号の取得のためCompTIA A+を選択科目の単位として使えた点もよかったと思います。」Farley氏は現在IBM
Systems & Technology Groupのシステムエンジニアとして働いています。
今日のITプロフェッショナルは、CompTIA A+をITキャリアの出発点として、またさらなるキャリアアップや昇進のためのマイルストーンとして活用しています。
認定資格を保有するITスタッフは、複雑かつ新しいテクノロジーを理解する能力に優れている上に、より生産的で、洞察力ある問題解決を提供することができることが、CompTIAの調査で分かっています。そのため、企業では雇用時に、候補者がCompTIA
A+のような認定資格を取得しているかどうかを確認します。
2011年実施のCompTIA調査では、IT雇用マネージャの64%が就職志願者のスキルや専門知識を確認する際、「認定資格の保有は非常に重要」と回答していました。また同調査に参加者したHRプロフェッショナルの約10名のうち8名の割合で、「IT認定資格の有効性・重要性は今後2年間でさらに大きくなる」と回答していました。
米海軍の上級上等兵曹であるCory Brown氏も2013年1月にCompTIA A+を取得しました。現在、コンピュータ情報テクノロジーの学士号取得のための単位として、その他のCompTIA認定資格の取得を目指しています。
「CompTIA認定資格は業界標準であるため、このCompTIAの資格を取得するために、業界にいる多くの人がどのようなスキルや知識が必要としているのかを理解するために、取得を目指しました。」Brown氏は言います。
【 CompTIA A+ファクトシート】
■ CompTIA A+が現在配信されている国の数: 124ヶ国
■ CompTIA A+ 1993年時点での配信数: 2,265
■ CompTIA A+ 2012年の配信数: 115,919
■ CompTIA A+ 1993年の出題範囲に含まれる分野:
Windows 3.1とMS-DOS、メガバイトサイズのハードディスク、x386と486 CPU、モノクロームCRTディスプレイ、
パラレルプリンタポート、3.5インチディスクドライブ、ダイアルアップ14.4kbpsモデム
■ CompTIA A+ 2013年の出題範囲に含まれる分野:
モバイルデバイス(iOSやアンドロイドOS)、仮想化、セキュリティ
ITエンジニアに必要となる実務スキルレベルの認定資格を開発するという構想は、Association of Better
Computer Dealers(後にComputing Technology Industry Association:CompTIAと改名)のメンバーによるものでした。
「1990年代初頭、PCテクニカルサポートやトレーニングのばらつきのある質を改善するのが当初の目的でした。リセラーのエンジニアトレーニングに一定の質が必要であると考えていたのです。」とCompTIA
A+の開発に携わったメンバーの一人Aaron Woods氏は言います。彼は現在ゼロックスの北米リセラーリレーションシップパートナープログラムのディレクタを務めています。当時から約20年経った今、Woods氏はCompTIA
A+認定資格の開発から提供を通してそのミッションは達成されたと確信しています。
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