CompTIA(コンプティア)は、IT業界団体としてワールドワイドでCompTIA認定資格などを通し、健全な人材の育成に貢献しています。
<CompTIA米国リリースはこちらから>
IT
CHANNEL COMPANIES EXPAND ENGAGEMENT WITH CLOUD SOLUTIONS,
COMPTIA STUDY FINDS |
|
IT業界団体であるCompTIAが発表したクラウド市場の最新調査では、ITチャネル企業によるクラウドコンピューティングソリューションへの取り組みは拡大の傾向にあることが分かった。
CompTIAの「5th
Annual Trends in Cloud Computing(第5回チャネルコンピューティングの動向)」調査に参加したチャネル企業の10社中9社以上の割合で、自社内でのクラウドソリューションンの成熟度について「成熟している」または「いくらか成熟している」と回答している。2010年の同調査では、クラウドソリューションの販売、または利用を行うと回答した企業の割合は、10社中わずか1社であった。
「チャネルのクラウドに対する見方には明らかな変化があります。以前は、不安要素の多いものとして捉えられていたクラウドは、今ではビジネスの変革や新たな機会を生み出すビジネス要素とみなされています。」CompTIAの業界アナリシスのシニアディレクタCarolyn
Aprilは述べている。
さらに、「これは好ましい変化である一方、クラウドの販売や導入に伴う様々な”仕事”も発生します。ITチャネル企業にとって、クラウドコンピューティングはビジネス変革における重要な推進力となりますが、クラウド自体が単体の製品やサービスとなるわけではありません。そのため、企業全体で、大きな構造的変化が必要となるのです。」とAprilは続けている。
クラウドビジネスモデルを選考する上では、すべての企業が戦略的かつ戦術的な決定を行わなければならない。その決定を左右する要因も数多く存在する。例えば、既存のビジネスモデル、組織的の能力(ケーパビリティ)や人員配置、市場でのフォーカス領域などがあげられる。
チャネル企業10社中6社(59パーセント)は、クラウドビジネスの立ち上げの課題として「正しいビジネスモデル決定の必要性」をあげている。
「これは企業が新たなビジネスモデルに方向転換する上で、いくらかの試行錯誤があることを意味しています。」Aprilは言及している。「ビジネスモデルの決定は、容易ではありません。事実、より困難になっていると言えるでしょう。」
こうした課題にも関わらず、企業の3分の2近く(63パーセント)が、クラウドコンピューティングが与える影響について「極めて肯定的」とし、30パーセントが「肯定的」と回答している。
チャネル企業の約半数は、クラウドのビジネスにおいては、従来のビジネスに比べ、「より速い収益成長」「より多くの利益」がみられると回答している。10企業中4社が、来年のクラウドベースの売上高を「15パーセント以上」の成長と予測している。2013年に同様の予測をした企業は26パーセントであった。
CompTIAの「第5回クラウドコンピューティングの動向」調査は、400の米国IT企業のエグゼクティブ(経営層幹部)と、組織のIT意思決定に関与するITビジネスプロフェッショナル400名を対象にそれぞれ実施されたオンラインアンケートが基となっている。調査は2014年6月と7月に実施された。詳細は以下サイト先より取得が可能。
http://www.comptia.org/resources/5th-annual-trends-in-cloud-computing
http://www.slideshare.net/comptia/slideshare-2014-cloud-channel
|
|
|
|
CompTIA 日本支局
住所:〒101-0061 東京都千代田区三崎町3-4-9 水道橋MSビル7F TEL:03-5226-5345 FAX:03-5226-0970