CompTIA（コンプティア）は、IT業界団体としてワールドワイドでCompTIA認定資格などを通し、健全な人材の育成に貢献しています。

ワールドワイドでITスキルに関連する認定資格の提供や人材育成を行うCompTIAは、組織内でのサイバーセキュリティに対する意識の向上とこれらに対する正しい知識を育成する新しいトレーニングコースを提供することを発表しました。（※現時点での提供開始は、英語版のみになります。日本語版は、来春を予定しています。）

CompTIA CyberSecure（TM) は、組織やビジネスを守るため極めて重要となるサイバーセキュリティのベストプラクティスを学ぶオンラインコースとして開発されました。ここから学習できることは、組織内の受付の方であっても、また企業のオーナーやチーフエクゼクティブといった方でも、企業に所属する全ての方に必要となる知識です。

CompTIA CEOのTodd Thibodeauxは、「企業の従業員は、組織をサイバーセキュリティから守る第一線の防衛線となります。しかしながら、仮に適切なトレーニングを実施していたとしても、必ず適切にセキュアな行動を取れるとは限りません。」と述べています。

CompTIAが実施した調査や、また他の調査からも明らかなように、ポリシーや製品、テクノロジーよりもはるかに個々の従業員が企業におけるセキュリティ脅威の大きな要因となっています。この脅威は、職場環境においてだけではなく、組織に接続可能な多くのデバイスが、その可能性を秘めています。

CompTIAのEducation部門senior vice presidentであるKelly Rickerは、「サイバーセキュリティに対する備えは、もはやITエンジニアだけが実施すればよいというものではありません。またそれは、オフィスの中だけに限らなくなってきているのです。」と述べています。

「ビジネスは、PCやラップトップ、タブレット、スマートフォン、またはスマートウォッチを介してどこからでも行われています。CompTIAが提供するCyberSecureのトレーニングは、個々の従業員が、どのような環境においてもセキュアな通信や接続を行うためにとるべき行動を学習できるようになっています。」

CompTIA CybeSecureは、ITセキュリティの第一人者により構成されているCompTIA IT Security Communityの協力の専門知識とガイダンスなどの協力を得て、開発、承認がされました。

「ビデオやアニメーションを使ったインタラクティブなシナリオを通してCompTIA CyberSecureは、学習者を評価し、実際の生活環境において、自身の行動に反映させることができるように作られています。」とRicherは説明しています。

このコースは、下記の6つの重要な学習範囲で構成されています。

　1. 情報漏洩から自身や企業を守ること
　2. 情報セキュリティ脅威の基本的な概要
　3. 安全に対するマインドセットの育成
　4. 安全な環境の構成
　5. 安全にオンラインを利用する
　6. データとネットワークを保護する

各カテゴリは、情報セキュリティトで必要な事柄を行動に移し、今までの行動を見直すことを重点に置いたトレーニング方式を採用しているため、企業が必要とする、従業員にとって効果的なトレーニング方法を提供しています。

「わずか1時間のトレーニングにより、ユーザーは、セキュリティのコモンセンスと呼べるような行動を取ることができ、サイバー被害者になるリスクを軽減することができるのです。」Rickerは述べています。

CompTIAは、サイバーセキュリティに対し、20年以上に渡り、以下のような取り組み続けています。ITプロフェッショナルのための認定資格の提供、組織に対するベストプラクティスとクレデンシャルの提供、PC、ラップトップ、スマートフォン、タブレットを利用するすべての人々に対する革新的な意識向上のトレーニングとしてCompTIA CyberSecureの提供

CompTIA Cyberについての詳細、またデモ版のリクエストについては、下記のサイトをご覧ください。
https://www.cybersecure.org/.