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サイバーセキュリティのリスクが高まるも、多くの企業では準備態勢が整わず
(CompTIA米国本部調査)

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<CompTIA米国リリースはこちらから>
CYBERSECURITY STAKES GET HIGHER, BUT MANY COMPANIES STILL LAG IN READINESS, RESEARCH FROM COMPTIA FINDS
 

企業のセキュリティプロフェッショナルには、セキュリティ向上のため講じられるべき多くの措置が提示されていることがCompTIAの最新調査で浮き彫りになった。

Practices of Security Professionals(セキュリティプロフェッショナルの現状)調査に参加したセキュリティプロフェッショナル500名のうち半数余りが、自身が勤めている企業では、ITオペレーションの変化に踏まえて、セキュリティのアプローチを変更したと回答している。ITオペレーションの変化には、クラウドベースソリューションへの依存の高まりや、より広い範囲でのモバイルデバイスやアプリの使用等がある。

「調査参加の半数以上の企業が、クラウドコンピューティングおよびモバイルデバイスを導入しています。このことは、多くの企業では、適切な防御を確立するための対応措置が取られることなく、新しいテクノロジーソリューションが採用されている可能性を示唆します。これは、セキュリティ業務任務を負うITセキュリティプロフェッショナルにとって、非常に大きな課題となります。」CompTIAのテクノロジーアナリシス、シニアディレクタであるSeth Robinsonは言う。

ITプロフェッショナルの10人中9人は、自社でのセキュリティの扱われ方について「2年前より重要性が増している」と回答。わずかながらセキュリティには向上は見られるものの、過大に評価している可能性もあることから、現状では改善を必要とする企業は多い。

「単にセキュリティを最優先に置くだけでは、措置の改善にはつながりません。」Robinsonは言う。「企業は、現代脅威の性質を完全に理解していない場合もあります。従って、最新のセキュリティ要件、脆弱な防御に対する潜在的なコスト、そして取られるべき具合的アクションを明らかにするのはITプロの義務となります。」


課題の山

デジタル資産の安全性確保を任されるITプロフェッショナルは、多くの課題に直面している。調査結果では、自社の既存セキュリティを「十分である」と評価したのは、半分弱にとどまった(47%)。43%は、セキュリティよりも他のテクノロジーニーズが優先されていると回答した。また、10人中4人は、セキュリティのメトリクス(評価基準)の欠如に言及。一方で、それをわずかに下回る割合(37%)は、セキュリティに充てられる予算不足を指摘している。

また、セキュリティスキルの需要が高まると、セキュリティ人材の確保という課題に生じる。労働統計局によると、情報セキュリティアナリストのカテゴリに見られた雇用件数は、2012年第1四半期から2015年第1四半期の間に、175%も増加している。

サイバーセキュリティ人材においても、保有しているスキルと(企業から)求められるスキルに「ギャップ」が存在する。スキルギャップを認識している企業では、53%が最新の脅威に関してより良く知る必要があるとしている。また約40%の企業が、規制環境に対する意識を向上する必要があると回答している。

「テクノロジー使用が、サイバーセキュリティのリテラシーを上回ることから、セキュリティに関する知識や、意識を向上させようというニーズは、従業員全体に高まりつつあります。」Robinsonは言う。

3分の2にあたる企業は、従業員にセキュリティトレーニングを実施している。これは、組織内で正しいセキュリティスキルを構築する手段として、最も多く取り入れられている。また、56%の企業が、技術スタッフにITセキュリティ認定資格を導入していく予定と回答している。

Practices of Security Professionals(セキュリティプロフェッショナルの現状)調査は、USのITセキュリティプロフェッショナル500名を対象に、2月から3月に実施されたオンライン調査が基となっている。完全な調査は、以下サイトより登録後、無償で閲覧が可能。
https://www.comptia.org/resources/practices-of-security-professionals 


 
 
 
 
 
 
 


 

 



 
 
 

 

 

 
 

 
 
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