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不明確なROIがあるもSMBはテクノロジーを優先事項に
(CompTIA米国本部調査)

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<CompTIA米国リリースはこちらから>
TECHNOLOGY A HIGH PRIORITY FOR SMBS EVEN WITH UNCERTAINTIES ABOUT ROI, NEW COMPTIA STUDY FINDS
 

明確なROI(費用対効果)が見えないとされながらも、テクノロジーをビジネス目標達成のための主要要因として捉えている中小企業(SMB)が多いことがCompTIAの最新の調査で明らかになった。

約600社のSMBが対象となった CompTIAの調査「Business Relevance of IT in the SMB Market(SMB市場におけるITのビジネス上の関連性)」では、回答者の大半が、テクノロジーはビジネス目標や優先事項の達成において主な、または二次的な要因であると回答した。

ここでいう優先事項は、主要となる顧客アカウントにより変動するものであると同時に、新たな顧客や市場を特定する。SMBのテクノロジーの「ウィッシュリスト」には、ITセキュリティの向上、データの効果的な管理と利用、老朽化する機器やソフトウェアの近代化が含まれる。

「この結果は、ビジネスを動かすという現実がある中で、イノベーションを受け入れたいという現状の課題を表しています。」とCompTIAのリサーチ&マーケットインテリジェンスのシニアVPであるTim Herbertは言う。

SMBの60%は、テクノロジーのROIを「良好」または「良い」と評価し、残りの40%は「平均的」または「落胆」の評価を選択している、その理由には以下の要素が関連している。

・ 継続的なメンテナンスコストと費用
・ アップグレードや計画的旧式化の必要性
・ 運用と保守に必要となるスタッフの時間
・ 初期費用
・ 複雑性

ただし、テクノロジー投資を評価するROI算出ツールを使用したのは、わずか5社に1社に留まっていることから、この評価には注意が必要となる。残りの企業は、より一般的または略式的なツールの使用、もしくは、概算の見積もりを行っている。いずれも、テクノロジープロバイダは顧客との話し合いにおいて、細かな調整が必要であることが明らかとなった。

「テクノロジーは、不可能を可能にするものとして捉えられる傾向から、期待は現実からかけ離れていることがあります。」Herbertは述べている。「これは、様々な要素やテクノロジーがソリューションを作るための明確なビジョンや戦略を持たない傾向のある中小企業にとって特に問題になります。」

その例の一つが、予防措置がベネフィットであるサイバーセキュリティ投資がある。ある企業では、サイバーセキュリティ投資に対するリスク軽減を適正に評価できていないとHerbertは指摘する。

「ソリューションプロバイダは、顧客とのROIの話し合いおいて、専門的知識と共に現実的な期待値の設定、間接的なベネフィットの特定、大局的かつ戦略的なガイダンスの提供が必要となります。」Herbertは述べている。

また調査では、ROIには不明確な印象があるにも関わらず、SMB10社のうち4社が、現在のテクノロジー投資レベルは低すぎると回答している。

本調査は、2016年8月に実施された、米国のSMB600社によるオンライン調査結果に基づく。完全な調査は、以下リンク先より無償で入手が可能 
https://www.comptia.org/resources/the-business-relevance-of-it-in-the-smb-market



 
 
 
 
 
 
 


 

 



 
 
 

 

 

 
 

 
 
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