米国の情報テクノロジー(IT)セクターの雇用は2月、4,600件の新規雇用が創出され、概ね穏やかな成長を記録したことがCompTIAの調べでわかった。
しかしこの増加は、テレコミュニケーションセクターに見られる減少によって相殺されるというのが、労働統計局レポートから見たCompTIAの分析である。
「2月は経済全体では313,000の雇用が創出されたため、ITセクターのデータは控えめな成長に映るかもしれません。しかし、医療から金融分野、製造業から情報分野にいたる技術職の雇用の増加、さらにはIT採用の求人件数が2か月連続で増加しているといった指標は依然プラスを示しています。」CompTIAのリサーチ&マーケットインテリジェンス
VPであるTim Herbertは述べている。
雇用増加を記録しているカテゴリには、ITサービスとカスタムソフトウェア(+3,100)、データ処理、ホスティングおよび関連サービス(+2,300)、コンピュータおよびエレクトロニクス製造(+1,100)、検索ポータルを含むその他情報サービス(+700)が含まれる。
テレコミュニケーションの雇用は2月に2,600件の減少。2018年最初の2か月間で10,500件落ち込むことが推定されている。
経済全体におけるIT職は、2月に推定71,000の新規雇用が創出されている。過去4カ月のうち3カ月には相当な雇用増加が生じている。しかし、毎月の労働統計局データは、職業レベルで分散が高いことから、これらの数字は指向性を持つことに注意する必要がある。
また、2か月連続してIT職の採用の求人件数が増加している。企業が求める高需要の職には、ソフトウェアおよびアプリ開発者、コンピュータシステムエンジニアおよびアーキテクト、コンピュータシステムアナリスト、コンピュータユーザーサポートスペシャリスト、ITプロジェクトマネージャが含まれる。
完全なCompTIA IT Employment Tracker 調査は、次のサイトから取得可能。
https://www.slideshare.net/comptia/comptia-it-employment-tracker-march-2018
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