CompTIA(コンプティア)は、IT業界団体としてワールドワイドでCompTIA認定資格などを通し、健全な人材の育成に貢献しています。
|
|
|
|
|
|
|
参照元 (CompTIA本部サイト:英文) |
http://www.comptia.org/news/12-03-05/IT_Departments_Scramble_to_Keep_Pace_with_Mobility_Growth_CompTIA_Research_Finds.aspx
|
|
モバイルデバイスやアプリケーションにより職場の境界線が拡大されている今日、企業のIT部門は、モバイルでの業務がセキュアであり、支障なく実施できるように新たなポリシーやプロシージャーを作成する必要があることがCompTIAの調査で明確となった。
CompTIAの調査(Trends in Enterprise Mobility)では、PCが企業において大部分を占める一方、ノートブックPC、ウルトラブック、スマートホン、タブレットが「ポストPC」環境において需要が高まっていることがわかった。携帯電話よりもスマートホンを使用する企業も多く、タブレットにおいては、企業の購入リストの上位に位置する。
CompTIA調査では、調査参加者の84%が電子メール、ウェブブラウジング等の作業にスマートホンを使用していると回答している。タブレット使用者においては、ノートPCとしての役割を持ちつつ、プレゼンテーションや電話代わりのコミュニケーションツールとなっている。
こうした環境の変化から、企業のIT部門では、モバイル環境下で仕事を行う上での新しいポリシーの作成および、サポート体制、アプリケーションの導入などを策定する必要がある。
「今日、企業がモバイルデバイスを導入する主な理由は、社員のリモート業務や、ビジネスを円滑に運用するためと考えられます。しかし、今後さらにモバイル環境での顧客対応が重要視されることとなり、独自のニーズと必要不可である要求事項の二つの面から考慮したモバイル戦略を考える必要があります。」CompTIA
技術分析ディレクターSeth Robinsonは述べている。
調査に参加した企業のわずか22%が、正式なモビリティポリシーが存在すると回答し、20%の企業が現在ポリシーを策定中であると回答している。通常これらポリシーには、デバイスガイドラインと共に、モバイルアプリケーションのガイドラインや業務上に必要となるデータなども含まれている。
またモバイル環境における最大リスクとしてセキュリティがあり、調査に参加したITスタッフの70%が懸念事項としてあげている。以下が主な課題となる。
■ 不正アプリケーションのダウンロード(48%)
■ デバイスの紛失または盗難(42%)
■ モバイル特有のウイルスやマルウェア(41%)
■ オープンで使用されるWi-Fiネットワーク(41%)
■ USBフラッシュドライブ(40%)
■ ビジネスデバイスの個人利用
これらインシデントから見ても、企業では多様なセキュリティ対策が必要となる。最も一般的な措置としては、パスコードの要求、トラッキングソフトウェアのインストール、データの暗号化がある。Robinsonは、より具体的なモバイルポリシーの策定を提案している。
「モバイルデバイスマネージメントやモバイルセキュリティといった問題は、ファーストステップであり、モバイル戦略にはモバイル用に最適化されたアプリケーションやそれをサポートするインフラストラクチャを考慮することが必要となります。また、職場での私用モバイルデバイス使用の許可、導入するデバイスは機種など、企業はビジネスとセキュリティの両面から検討する必要があります。」Robinsonは述べている。
CompTIAのTrends in Enterprise Mobility調査は、米国のITプロフェッショナル500名を対象としたオンラインサーベイが基となり、データは2011年11月に集計されている。
|
|
|
|
|
CompTIA 日本支局
住所:〒101-0061 東京都千代田区三崎町3-4-9 水道橋MSビル7F TEL:03-5226-5345 FAX:03-5226-0970