CompTIA(コンプティア)は、IT業界団体としてワールドワイドでCompTIA認定資格などを通し、健全な人材の育成に貢献しています。
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参照元 (CompTIA本部サイト:英文) |
http://www.comptia.org/news/pressreleases/12-06-27/Technology_Grows_in_Importance_for_Retailers_New_CompTIA_Research_Study_Reveals.aspx
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ITの革新は、デジタルサイネージ(電子看板)、決済プロセス、顧客エンゲージメント、その他重要な役割を担うソリューションなど、小売業界へも変化をもたらしていることが、CompTIAの調査で明らかになった。
CompTIA米国本部が実施した調査 Retail Sector Technology Adoption
Trends Study では、参加した小売業界の企業の72%が、テクノロジーはビジネスにとって「重要」と評価している。この数字は2014年には83%に上昇すると予想されている。
しかし、実際にテクノロジーを活用している度合を調査したところ、多数の小売企業が、満足のいく活用ができていないと評価している。必要とされるテクノロジーの活用ができていると回答したのはわずか7%で、29%がそれに近い形で活用ができていると回答した。
「どのビジネスにおいても、テクノロジーを存分に活用することは、非常に高いハードルとなっています。しかしながら、小売企業の大多数が、テクノロジー活用を向上させたいとしていることは明確です。これには、新たなテクノロジーの導入や、すでに所有しているものに対する改善といった対応が必要となるでしょう。」と、CompTIA米国本部リサーチ部門のVP
Tim Herbertは述べている。
調査参加の小売企業の63%が、2012年のIT投資の増加を予定していると回答している。一方で、残りの37%の企業が削減または、現状維持と回答している。規模の大きな小売企業は平均して4.8%増と、投資を引き上げることがわかった。
技術革新がビジネスの展望を変化させる
デジタルサイネージ、ソーシャルエンゲージメント、モビリティ、決済プロセスにおける新手法が、小売企業に新しいツールやキャパビリティ、または課題を与えている。
3分の1の小売企業がデジタルサイネージを使用し、さらに、近い将来における利用を予定していると回答しているのは20%に上る。セールスやプロモーション広告、その他顧客との直接的な関係の構築が使用理由として挙げられている。
また、導入予定とされる新技術の中でも、Geo-location(ジオロケーション)サービスは上位に位置している。小売企業の5社に1社が、顧客サービスとして、ジオロケーション技術やその他のロケーションベースソリューションを利用している。導入の大きな理由としては、「ショールーミング」への対策があげられる。ショールーミングとは、現物を店頭で見て、実際の購入は最安値のオンラインショップから行う購入形態をいう。
「ロケーションベースの技術は、小売企業にとって店舗での購入を促すことができるツールとなります。例えば、店舗内にいる顧客が店のアプリケーションに登録した際、特別ディスカウントを提供したりするなどが可能となります。」と、Herbertは説明している。
また、小売企業は、POSシステム(販売時点管理しすてむ)を改良したもの、または全く異なる決済システムの新プラットフォームの利用を試みている。CompTIAの調査では、小売企業の13%が現在モバイル決済を導入していることがわかった。さらに19%が今後12ヶ月においてモバイル決算技術の導入を検討している。
しかし、こうした新しいソリューションの導入には、基本的なニーズにも対処できる包括的な技術戦略が必要となる。
「新しいキャパビリティを追加するには、信頼できるワイヤレスコネクティビティ、強固なセキュリティ、質の高いエンドポイント、データのバックアップ、その他のITの基本要件など見落とさないようにしなければなりません。」と、Herbertは述べている。
CompTIAのRetail Sector Technology Adoption Trends
Study 調査の情報は、米国にある500の小売企業を対象としたオンラインサーベイで、2012年3月27日から4月2日に実施された。
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CompTIA 日本支局
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