2013年8月21日(水)にCompTIA日本支局/株式会社ウチダ人材開発センタの共催による「CompTIA
Academic Summit 2013」が開催されました。
今回は、学校機関向けにCompTIA日本支局が開催する初めてのセミナーとなりました。
また、CompTIAとしても、米国以外の国でAcademic Summitが開催されたのは、初めてとなります。
今回のセミナーでは「資格の役割を活かし、グローバルで即戦力となるICT人材を育成するには」というタイトルのもと、学校機関でのICT人材育成が進められる中、資格がどのような役割を活かせるかについて、様々な活用事例をもとにご案内をさせていただきました。
また企業で求めている人材像と学校で育成している人材像とのギャップや課題について、企業側からご参加いただいた皆様との意見交換を通して理解を深め、気付きを提供させていただくセミナーとなりました。
当日、お暑い中ご参加いただきました皆様、またご講演をいただきました帝塚山大学の日置先生には、この場をお借りいたしまして改めてお礼を申し上げます。誠にありがとうございました。
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セミナー内容やセミナー内でご紹介された内容につきまして、ご質問やより詳細な内容を御希望の場合は下記までご連絡をください。
CompTIA日本支局(担当:吉村) TEL:03-5226-5345/e-mail:[email protected] |
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タイムスケジュール(それぞれリンクのある項目をクリックすると詳細がご覧いただけます。) |
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12:30 |
受付開始 |
13:00〜 |
開会のあいさつ |
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CompTIA
Asia Pacific Vice President Dennis Kwok |
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13:10〜14:50 |
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14:50〜15:00 |
休憩 |
15:00〜16:20 |
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CompTIA
Asia Pacific Vice President Dennis Kwok
CompTIA日本支局 シニアコンサルタント 板見谷 剛史 |
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16:20
〜16:50 |
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帝塚山大学 経営学部長 教授 工学博士 日置 慎治 様 |
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16:50
〜17:20 |
高等教育機関での事例紹介とウチダ人材開発センタの主な取り組み |
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株式会社ウチダ人材開発センタ |
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17:20 |
閉会のあいさつ |
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株式会社内田洋行 取締役専務執行役員/営業統括本部長
大久保 昇 様 |
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17:30〜 |
懇親会 |
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【ワールドカフェ】
「IT教育の悩み、課題、期待、そして今後」 |
今回のセミナーでは、学校機関のIT人材育成の課題の一つでもある「企業で活きるIT人材の育成」へのヒントとなるべく、ご参加いただいた先生・学校機関の皆様と、CompTIAの認定資格試験の開発にご協力をいただいている企業の皆様で構成されているCompTIA
SMEコミュニティの皆様で、ワールドカフェを開催させていただきました。
現在、学校機関の皆様が抱えている悩みや課題、または期待を共有していただきながら「ビジネスで通用するITスキルとは何か」を一緒に考えていただきました。
皆様、積極的にご参加いただき、先生同士、また企業の皆様と様々な意見を交換いただきました。
ワールドカフェ終了時には、課題に対する今後のアクションや意気込みなど付箋に書いていただき、再度皆様で情報共有いただきました。
ワールドカフェでは、
−学校機関と企業側の情報を増やしていきたい
−ITだけではなく、自ら動ける人材を育成していきたい
−「IT」だけではなく、これらにまつわる、モラルや道徳、セキュリティなども合わせて行うことが重要
−学生に「仕事」というものを具体的に体感させていきたい
−企業や自治体との協力を強め「インターンシップ」のような取り組みを強化したい
−企業が求める人材ではなく、企業に提案できる人材育成をしていきたい
−コミュニケーションのスキルも合わせて育成していくことも重要
といったようなご意見をいただきました。
今後も、CompTIAでは、これらの課題、チャレンジに対して、様々なアクティビティを通してご支援をしていきたいと考えています。
その一つの取り組みとして展開しているのが、「CompTIAアカデミック・ミーティング」になります。
CompTIAアカデミック・ミーティングでは、CompTIA SMEコミュニティと学生の皆さん、先生との「ディスカッションができる場」を提供することです。これにより、就業意識の向上や、実際に企業で働く方の声を聞くことで、自身の不足点に気付きを与えスタートを促すことを目的としています。
CompTIAアカデミック・ミーティングの詳細、開催実績については、下記のWebサイトよりご覧いただけます。
就職へのアプローチ!CompTIAアカデミック・ミーティング |
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CompTIA認定資格概要とアカデミックプログラム
認定資格活用事例 : 米国コミュニティカレッジに見る認定資格の活用とスキルの育成 |
本セッションでは、「認定資格」にフォーカスをあて、いくつかのご案内をいたしました。
CompTIA Asia PacificのVice PresidentであるDennis Kwokからは、現在のIT業界の動向、これに伴う今後必要とされるIT人材のスキルセット、またこの人材を効率的に輩出するためのCompTIA認定資格のランナップなどをご案内いたしました。
また、ワールドワイドの学校機関で、CompTIA認定資格がどのように活用されているかについて、
−米国イリノイ州 : デュペイジカレッジ
−タイ : マヒドン大学
の事例をご紹介しました。
マヒドン大学では、「ワールドワイドのITスキル」を学生の皆さんに育成したいという思いから、CompTIA認定資格を導入し、認定資格取得に向けたトレーニングに対して、単位の付与を行い、最終的には認定資格の取得を実施されています。ベンダーニュートラルであるというCompTIA認定資格の特徴をご理解いただき、どの分野に進む学生に対しても必要とされるITスキルが育成できると考えておられます。
CompTIA日本支局 シニアコンサルタントの板見谷からは、日本支局での学校機関の皆様に対する取り組みをご紹介いたしました。
先程のCompTIAアカデミック・サミットや、2012年8月に実施された明星大学情報学部での、SMEコミュニティの講師陣による夏季課外講座の模様などをご紹介いたしました。
このセッションの資料につきましては、ご希望の皆様にPDFファイルにて配布いたします。
ご希望される方は、下記までご連絡の程お願いいたします。
CompTIA日本支局(担当:吉村) TEL:03-5226-5345/e-mail:[email protected]
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認定資格活用事例
: 帝塚山大学 |
本セッションでは、日本国内の学校機関でCompTIA認定資格を導入頂いている帝塚山大学の日置様より、認定資格導入のねらいや、学生の皆さんへのトレーニングの提供方法などについてご案内をいただきました。
帝塚山大学では、6学部に共通する就職を担当するキャリアセンターの一部門として資格コーナーがあり、年間を通して学生の皆さんに資格の取得を奨励しています。
この取り組みの中で、今後ますます高まるICTの重要性と、学生自身がキャリアパスを意識しやすくするため、ICTのエントリー資格としてCompTIA
Strata IT Fundamentalsの活用を決定されました。
認定資格取得を奨励する中で、取り組み始めた学生のモチベーションの維持、学習レベルの向上といった課題の解決に取り組むため、帝塚山大学では、独自の学習サイトや模擬テストサイトを活用されています。また、学生の皆さんが等しく活用しているICTツールである「携帯電話」に着目され、モチベーション維持のため、毎日、問題と回答、解説を10問ずつ配信しています。
これらの取り組みにより、CompTIA Strata IT Fundamentals「合格率100%」という高い効果を出されています。
今回の講演を通し、資格取得に向けた取り組みをご紹介いただき、ご参加いただいた学校機関の皆様には、非常に参考になったのではないかと考えております。
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