CompTIA認定資格活用インタビュー
SIerならぬ「HIer」
〜株式会社サードウェーブ〜

CompTIA認定資格取得者インタビュー第7回は、個人及び法人に対し、PC・サーバ及び周辺機器の販売を行っている株式会社サードウェーブ ドスパラ博多店 店長 松尾 研二様、井上 真史様、法人営業担当 光安 健太郎様に、お話をお伺い致しました。
御三方のモチベーションの高さ、ES(従業員満足度)の高さを感じながらのインタビューでした。

「HIer」はCompTIAの造語です。顧客の業務内容を分析し、問題に合わせた情報システムの企画、構築、運用などの業務を一括して請け負うシステムインテグレータ(SIer)に対し、顧客の業務を分析し、ニーズに合わせたハードウェアの企画、構築等の業務をハードウェアインテグレータ(HIer)とさせていただいています。

「株式会社サードウェーブ」の人材育成方針はコチラからご覧いただけます
 
CompTIA(以下、グレー部分はCompTIA )
皆さんの業務内容を教えてください。

【松尾 様】
私は博多店の店長を任されておりまして、会社の方針である、各販売員がプロフェッショナルであること、フルカスタムPCの特徴を生かしたお客様一人一人の用途やご予算にあったマシンをご提供する、またアドバイスも含めてご提供し、「人」でご購入を決めて頂ける接客であることを第一に、店作りに努めています。
すでに形として完成したものを販売したり、サポートをするのではなく、お客様の用途・御要望に合ったベストマッチのマシンの提供、サポートについてもお客様にあった提供をできるのが当店の強みです。
ちなみに、マルチベンダー対応でサポートも行っており、様々なご相談に応じ、今後の用途をお聞きしながらお客様に合ったご提案もさせて頂いています。

【井上 様】
店長の補佐がミッションです。ご来店頂けるお客様に満足して帰って頂けるお店作りを心がけています。

【光安 様】
私は福岡地区の法人担当として、営業及びマーケティング活動をしています。
PCは無限の可能性を秘めているものです。それゆえ、ハードウェアから提案できることは、業種を絞ることなく、すべて伺います。
具体的には地区内法人の業務内容を調べ、それぞれに合わせたベストマッチのPrime(フルカスタムPCのオリジナルブランド)をご提案しています。業務にあわせたクライアントサーバ構成はもちろん、3DCADワークステーション、CGに特化したマシン、また福岡には大手企業の開発部門が多いのですが、開発環境に耐えうる特別なマシン構成なども納品しています。単なる箱としての提供ではなく、法人様の業務内容を理解した上で、費用対効果がはっきり見え、無駄のないマシンのご提供をしています。
お客様のヒアリング情報を基に、今後の製品開発に生かすため、マーケティングも兼ねて活動しています。

 
お客様側としては、PCに対して「無限の可能性を秘めている」ことをあまりご存じないように思いますね。

【光安 様】
それで良いと思います。私どもプロが、無限の可能性を切り取って形に致します。「無限なのでお好きにどうぞ」、ほどお客様を混乱させるものはありません。だからこそ、私どもは高いヒアリング能力を備えて、ご要望に合わせたPCやサーバをご提供致します。

 
求められる職能として必要なものは何ですか。

【松尾 様】
新しい技術や商品知識はもちろん、お客様がお使いの環境を理解しご相談に応じられる、接客で納得して頂けるだけの知識が必要です。例えば古いPCをお使いのお客様からのお問い合わせがかなり多くあります。お客様は今お使いの構成はもちろんご存知ですから、私どもがお客様に信頼を頂けるためには、触る機会がなくてもお客様がお使いの環境を理解していなければなりません。
また、私どもは価格で売るのではなく第三者的、客観的に各メーカーのPCを評価し、かつお客様のご要望を引き出しながら、ご提供致します。フルカスタムPCの特徴を生かすためにも、私どもは、「ヒアリング能力」「提案力」がなければ業務が成り立ちません。

【井上 様】
メーカーさんのサポート対象ではない件で問い合わせが多くあるのですが、「ヒアリング能力」「提案力」に期待しているからこそ、「当店であれば対応してくれるのでは」、と考えて頂けていると思います。

【光安 様】
法人のお客様に対しても、PCやサーバの環境からヒアリングを重ね、提案・導入はもちろん、導入後の保守の一次対応、拡張・アップグレードといった、一連のサイクルをフロントに立つスタッフが行います。実際の現場導入などが必要な際は、パートナー業者様と連携して行っていますが、私どもの指示内容を作業するだけで、お客様にはワンストップで解決できる体制をとっています。それだけに、当店スタッフの業務スキルはかなり高いものが求められます。
ちなみに、内部のバックアップ体制としても、フロントに立つ販売部門とサポート部門との情報交換がスムースで、お客様のサポート情報はすばやく販売部門にフィードバックされてきます。御購入後の継続した提案、アドバイスを「その場」でできる支援体制があります。

 
そうしますと、他社との違いとは・・
【松尾 様】
「人」ですね。「ヒアリング能力」「提案力」をもつ「人」です。当店では、お客様が最初にご相談くださったスタッフをずっと頼ってくださる傾向があります。とかくホワイトボックスPCは技術面、価格面だけに囚われがちですが、環境面、価格面、将来性などあらゆる面においてヒアリングをし、提案・提供・サポートといった一連のサイクルを「人」でワンストップ対応できることで信頼性を得ているところが他社との違いと思います。

 
貴社としての当試験への取り組みの背景を教えてください。
【松尾 様】
そうですね。CompTIA認定資格試験は、サービス&サポート業務に網羅性があると感じます。例えば、A+ではDOSやコマンドプロンプトも出題範囲にありますが、サービス&サポート業務には必要なものです。Windows XPでも普通のトラブルシュートで治らないものが、コマンドプロンプトで治ることがあります。
現在サードウェーブでは、現在店頭スタッフはA+を、法人営業スタッフはServer+の取得を進めています。

【光安 様】
当店のスタッフは、CompTIA認定資格が求める実務能力と同様の知識をすでに保持している、またはポテンシャルが持っている者が多いと実感しています。実際市販のテキストは、知識の抜けや漏れを確認することに利用し、持てる知識で受験をした者が多いです。先ほどの職能を備えて社内的に評価されるスタッフはおおむね合格して帰ってきますね。
 
今求められる職能に、当試験が近かったということでしょうか。

【松尾 様】
そうですね。CompTIA認定資格試験は、サービス&サポート業務に網羅性があると感じます。例えば、A+ではDOSやコマンドプロンプトも出題範囲にありますが、サービス&サポート業務には必要なものです。Windows XPでも普通のトラブルシュートで治らないものが、コマンドプロンプトで治ることがあります。
現在サードウェーブでは、現在店頭スタッフはA+を、法人営業スタッフはServer+の取得を進めています。

【光安 様】
当店のスタッフは、CompTIA認定資格が求める実務能力と同様の知識をすでに保持している、またはポテンシャルが持っている者が多いと実感しています。実際市販のテキストは、知識の抜けや漏れを確認することに利用し、持てる知識で受験をした者が多いです。先ほどの職能を備えて社内的に評価されるスタッフはおおむね合格して帰ってきますね。

 
米国の量販店では、A+の取得者だけ色の違うシャツを着て、別ブースを設けて、様々な御要望に対応されている例があります。
【松尾 様】
私どもは、当店のスタッフすべてが青い服を着て、当店自体がそのブースでありたいです。その能力はすでに持ち合わせています。
 
今後のお店作りについて、いくつか挙げて頂けますか。
【松尾 様】
地域ともっと密接な関係を築いていきたいと思います。また、初心者にとって気軽に入りやすい店作り、難しいことをもっと簡単に御案内できることを心がけていきたいと思います。
スキル的には、ネットワークを押さえておけば今後の拡販につながるので、Network+やSecurity+を受けてスキルアップしたいですね。
 
ありがとうございました。
 
CompTIAより

ハードウェアからお客様との接点を持ち、「個々」が責任を持ってお客様をエスコートしているサードウェーブさん。インタビューに答えて頂いた際の表情と口調には、多くの御要望に自ら応じてきた自信と余裕を感じました。「顧客視点」「ヒアリング能力」「提案力」というベースがあるだけに、PC・サーバだけでなく、ネットワークなど様々なスキル獲得で職域の幅がると、様々な事業展開が検討できるポテンシャルある企業と思います。今後の展開がとても楽しみです。

最後になりましたが、快くインタビューに応じてくださいました松尾様、 井上様、 光安様には、この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。今後の益々のご活躍を心よりお祈りしております。