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2010年IT業界の景気は回復の兆し
〜CompTIA米国本部調査から見える企業信頼感指数〜

参照元 (CompTIA本部サイト:英文)

2010 IT Industry Economic Outlook is Brightening, CompTIA Business Confidence Index Finds

2009年12月CompTIA米国本部が実施した調査では、IT業界の企業信頼感指数(Business Confidence Index)に飛躍的な伸びが見られた。これは業界での経済への明るい見通しを反映し、IT企業間における経営状態の改善を表している。

企業信頼感指数は、昨年12月に6.3ポイント伸び56.6となり、否定的な評価から肯定的な評価に転じた。2009年は長く景気が停滞した感があったが、後半になるにつれて回復し12月のような結果を生む結果となった。

今後6カ月に渡り、IT企業の経営層は、米国経済、IT業界、そして自社の景気回復を見込んでおり、さらに6.5ポイントの企業信頼感指数の上昇を予想している。

「IT企業の経営層の見解を裏付けるように、過去6カ月における多くのマクロ経済指標は回復を示しています。しかし、失業問題や公的部門負債の影響、厳しい融資状況と金融市場などの課題があるため、これらの問題が回復に向かうまでは経済に対する過剰な肯定は避けるべきと考えています。経営層はリサーチや開発などの新規ビジネスに対する「将来投資」と一方で「コスト削減」という両方の均衡を保つことが必要となり、IT業界はしばらく影響を受ける可能性があるでしょう。」とCompTIA米国本部リサーチ部門のVice President Tim Herbertは述べている。

また調査を通して判明した明るい兆しとしては、ITエグゼクティブの34%が「今後6カ月間において資本支出を増やす意向である」と回答しており、昨年9月の24%からの増加がうかがえた。また雇用面では、31%が採用を増やす意向をみせ、昨年9月の24%を上回った。

IT業界の経営層は、2010年のグローバルITに関連する支出の増加率は2〜4%となるであろうと予測している。ITサービスについては最も高い増加率である2.5〜5.5%と明るい見通しの予測をしている。また、IT
経営層が2010年にビジネスチャンスがあると考えているマーケットとして、以下をあげている。

・ セキュリティ製品とサービス
・ ヘルスケアIT市場
・ グリーンIT
・ 仮想化製品とサービス

またIT経営層への調査の結果、2010年の傾向として、以下の項目があげられる。

・ 75%の経営層が、企業に影響を与えるコンシューマー製品の技術トレンドは継続して成長すると回答している。
・ 80%の経営層が、企業のSaaSを通したビジネスアプリケーションの使用が加速すると回答している。
・ 78%の経営層が、モバイル技術、テレワーク、仮想オフィスが今年に比べ成長すると回答している。

CompTIA米国本部の調査でのIT業界の企業信頼感指数は、米国経済に関する意見、IT業界に関する意見、自身が務める企業に関する意見の3つ基準のまとめとなる。この調査は、2009年12月に実施され、ITソリューションプロバイダー、リセラー、ハードウェア・ソフトウェア企業を含む、米国を拠点とする300以上のIT企業から回答されている。




 

 



 
 
 

 

 

 
 

 
 
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