CompTIA認定資格活用インタビュー
2010年6月8日〜実施させていただいた「目指せ!プロマネキャンペーン」で当選をされ、CompTIA Project+を取得された方に、ご自身の業務とプロジェクトマネジメントスキルの関連、CompTIA Project+を取得された目的、認定資格試験を受験された感想などについてお伺いしました。
 
「CompTIA Project+は、知識を習得し概念を理解して、実践的に考えて答えるスキルが必要」
株式会社 富士通ビジネスシステム
CompTIA Project+取得者 様
 
CompTIA(以下、グレー部分はCompTIA )
現在のご自身の業務内容についてご回答ください。

官公庁や通信キャリアといった公共機関のお客様をメインターゲットとした、フィールドSEとして従事しております。
主な担務としては、ネットワークやセキュリティ製品を含むインフラ基盤システムの提案から設計、導入、運用保守までトータルで実施しております。

 
プロジェクトマネジメントスキルを身につけようと思われたきっかけをご回答ください。
業務経験2年目以降からサーバ数台といった小中規模のプロジェクトに関しては、エンジニアとして作業に従事しつつプロジェクトマネジメントも同時にこなしておりました。

小中規模であれば特に意識することはなかったのですが、除々に任されるプロジェクト規模が大きくなったり、対応するステークホルダーが増加し、プロジェクトマネジメントスキルの重要性を感じるようになりました。また、自身の志向としてもプロジェクトマネージャによりシフトしていきたいと思うようになったのも一因です。

また、主な担当顧客が官公庁のお客様ということもあり、入札条件に「PMBOKに準拠したマネジメント手法を用いて、作業の管理を行うこと」という内容の文言が近年如実に増加していき、益々プロジェクトマネジメントスキルの理解が急務と考えました。

 
今までのプロジェクトマネジメントに関する経験はありますでしょうか。あれば経験年数等をご回答ください。
サーバ数台といった小中規模のプロジェクトも含めると、プロジェクトマネジメントに関する職務経験は4年以上になります。
 
現在の業務の中でプロジェクトマネジメントスキルはどのように活かされると思われるかをご回答ください。
PMBOKを意識することでプロジェクトの立ち上げから計画のフェーズにおいて、やるべきことが具体的にイメージできるようになったので、手戻りやタイムロスは減ったと思います。

また、プロジェクトマネジメントに関する用語や概念の理解によって、協力会社様やPMO業者様といった他社のエンジニアやマネージャクラスとの会話において、認識の齟齬が減ったと思います。プロジェクトマネジメントする上での共通言語ができた、という感覚です。

 

CompTIA Project+を受験いただいたご感想をお聞かせください。

CompTIAのホームページにあったProject+の概要を読んだ段階ではエントリー向けという印象がありましたが、PMBOKの概念を網羅的に学習でき、非常に良い試験だったと思います。難易度も予想していたよりかは高めでした。
 
CompTIA Project+は、御社での業務に求められているスキルにマッチしていると思われましたでしょうか。
先程の通り、PMBOKの概念を網羅的に学習できる試験内容ですので、弊社の業務に訴求されているスキル、また業界で求められるスキルともマッチしていると感じます。

若手や中堅のSE、これからリーダーやマネージャに変革する人材にとっては登竜門のような資格試験になると感じました。

 
CompTIA Project+は、方法論というよりも実際に現場で発生するような問題やトラブルなどのケーススタディが中心に問題が構成されています。実際に受験をされて、そのような印象は持たれましたでしょうか。
CompTIAの思惑通り、「ただ丸暗記」では決して合格しないと思います。概念をちゃんと理解して実践的に考えないと答えられない試験、という印象を受けました。
 
受験をされるにあたってどのようなトレーニングをされましたでしょうか。トレーニングを実施されていた場合は、具体的な方法と感想をご回答ください。
TACから提供されている「Project+テキスト」にて自学習を致しました。試験そのものに関してのトレーニングはそれのみです。
ただ、以前からPMPの受験に向けてPMBOKに関する自学習を進めておりました。
 
ありがとうございました。