CompTIA(コンプティア)は、IT業界団体としてワールドワイドでCompTIA認定資格などを通し、健全な人材の育成に貢献しています。
参照元 (CompTIA本部サイト:英文) |
http://www.comptia.org/news/pressreleases/11-08-24/Organizations_Headed_Deeper_into_the_Cloud_New_CompTIA_Study_Finds.aspx
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企業におけるクラウドコンピューティング導入は、クラウドビジネスが、以前のような限られたソリューションへの展開から、広範囲におよぶソリューションへの展開にシフトしたことにより加速を増す一方である。CompTIAが実施した調査ではそれが浮き彫りになる形となった。
IT意思決定者であるビジネスプロフェッショナル500名が対象となり、2011年6月に米国で実施された「CompTIA
第2回クラウドコンピューティングの傾向調査(CompTIA’s Second Annual Trends
in Cloud Computing study)」の報告によると、調査に参加した半数以上(56パーセント)の企業が、今後12ヶ月のクラウドコンピューティングへの投資を10パーセントまたはそれ以上増やすと回答している。
「こうした増加投資には、ハイブリットなクラウドモデルへの移行、またはSaaS(Software as
a Service)よりさらに先進的サービスの導入といった、クラウド戦略の複雑性が伴うこととなるでしょう。企業はカスタムアプリケーションの開発が可能なIaaS(Infrastructure
as a Service)、PaaS(Platform as a Service)といったオプションも視野に入れ始めるかもしれません。」CompTIA
technology analysisディレクターSeth Robinsonは述べている。
企業のIT部門がクラウド導入を推進する部門であることに変わりはないが、一方で、今回の調査では、企業内に同じくクラウドソリューションを推進するビジネスグループやユニットが増加していることがわかった。調査に参加した企業のうち、5社に1社(21パーセント)は、IT部門とは別に、クラウドソリューションに取り組む事業部門があるという。
「多くのSaaSアプリケーションは、インターネットを通じアクセスすることができ、IT部門を巻き込むことなく容易に利用できます。しかし、セキュリティの認識や信頼性といった知識をIT部門同様に持っているとは限らないため、このような取り組みにはリスクが伴うという認識が必要です。」Robinsonは述べている。
CompTIAの調査では、クラウドコンピューティングに対する興味と同時に、その技術に関する知識を取り入れたいとする意見があることがわかっている。
ここ一年でクラウドコンピューティングの一般的な理解は広がっているものの、クラウドの具体的な実装について多くのユーザーは疑問を抱えている。2010年に実施されたCompTIAクラウドコンピューティング調査では、60パーセントのエンドユーザーがクラウドコンピューティングの明確な定義が必要であると回答していた。2011年では、その数字は66パーセントに上昇している。ユーザーが明確な定義を必要としている分野には、クラウドコンピューティングサービス(SaaS,
PaaS, IaaS)や展開モデル(パブリッククラウド、プライベートクラウド、またはハイブリット)などが含まれている。
クラウドソリューションを推進する企業は、クラウドコンピューティングを高く評価していることが調査ではわかった。また、そのうちの72パーセントが1年前と比較し、よりクラウドコンピューティングに肯定的な見方をしていることがわかった。
「そうした理由には、技術面・ビジネス面でメリットがあることがあげられます。同様の結果が他のCompTIA調査結果からも出ており、クラウドの活用によるコスト削減というよりも、ビジネスにおける活用の大きな可能性が、採用における主な利点であることがわかっています。」Robinsonは述べている。
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