改訂CASP+(試験番号:CAS-004)日本語試験は、2022年6月15日より配信開始されました。
また、改訂試験のリリースに伴い、現行CASP+(CAS-003)日本語試験は、2022年12月31日に配信が終了となります。(年末のテストセンターの終了に合わせ終了となります。)
受験をご予定の場合には、ご注意ください。
CompTIA Advanced Security Practitioner (CASP+)認定資格は、より高度なセキュリティ実務者を対象にしたセキュリティの知識とスキルを証明する認定資格です。
IT全般の管理者として10年以上の経験、そのうち5年以上をセキュリティに関連する実務で得られる知識やスキルを目安に設計されています。
CASP+認定資格は、ワールドワイドで提供されているベンダーニュートラルな認定資格です。この認定資格では、エンタープライズセキュリティ、リスクマネジメント、調査と分析、システム統合、コミュニケーション、企業でのセキュリティ規則やコンプライアンスなどの幅広いセキュリティへのスキルを証明することができます。
CASP+認定資格は、CompTIA Security+の上位キャリアパスとして設計がされています。そのため、CASP+認定資格試験を受験する上で、必須ではありませんが、CompTIA Security+相当のスキルを持つことをお薦めします。
CASP+認定資格は、世界的に認知される品質規格に準拠しているとして、2011年12月31日に、国際標準化機構(ISO)および米国規格協会(ANSI)より認定を受けています。
CASP+で修得できるスキル | |||
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リスクマネジメント | ![]() |
組織におけるセキュリティアーキテクチャ |
業界独自や組織の要件に伴うセキュリティリスクとフレームワークを分析し、リスク軽減戦略を実行する | ネットワークとセキュリティコンポーネントを統合し、ホスト、モバイル、スモールフォームファクタデバイスのセキュリティ管理を実装する | ||
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組織におけるセキュリティ運用 | ![]() |
エンタープライズセキュリティの技術統合 |
適切なツールを使用し、インシデント対応、および復旧手順を実行し、セキュリティ評価を実施する | オンプレミス、クラウド、仮想化テクノロジを使用して、ホスト、ストレージ、ネットワーク、アプリケーションをセキュアなエンタープライズアーキテクチャに統合する | ||
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調査、開発およびコラボレーション | ||
調査手法を適用し、業界の動向とそれが組織に与える影響を分析、判断する |
CompTIA Security Case Studyに掲載されている以外の導入事例については、こちらからご覧ください。
出題範囲(試験名称をクリックすると「出題範囲(PDFファイル)」がダウンロードできます。) | |
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日本語 | CASP+(CAS-003) |
英語 | CASP+(CAS-003) |
CASP+認定資格試験では、複雑化するエンタープライズのIT環境をセキュアに維持するため、横断的に対応策、解決策を概念化し、設計、計画、実装をする上で必要な知識とスキルを問う問題が出題されます。
複雑な企業環境を横断的に、セキュアな解決策を概念化し、設計し、かつ巧みに計画実行するのに必要な技術知識と技術をカバーします。また、企業でのIT環境をセキュアに運営し続ける上で、企業横断的に必要とされるセキュリティソリューションの考え方や判断方法などについても出題がされます。
CASP+(CAS-003) | |
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1.0 リスクマネジメント | 19% |
2.0 エンタープライズ・セキュリティ・アーキテクチャ | 25% |
3.0 エンタープライズ・セキュリティ・オペレーション | 20% |
4.0 エンタープライズ・セキュリティにおける統合技術 | 23% |
5.0 調査、開発およびコラボレーション | 23% |
試験情報 | |
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日本語配信 | 済(2018年12月14日より日本語配信開始) |
試験科目 | 1科目 |
試験番号 | CAS-003 |
制限時間 | 165分 |
問題数/出題形式 | 最大で90問 単一/複数選択、パフォーマンスベーステスト ※本試験には、パフォーマンスベーステスト(シミュレーション)が出題されます。 パフォーマンスベーステストの詳細については、こちらをご覧ください。 |
合格ライン | 合否のみ/スコアは表示されません |
受験料 | CompTIA認定資格試験価格をご確認ください。 |
CASP+は、資格取得から3年間の有効期限が設定されいます。(2019年1月現在)
以下のいずれかの方法で、有効期限内の認定資格の更新が可能です。
CASP+は、CompTIA認定資格の最上位に位置付けられているため、CASP̟+を取得することで、更新が必要となるすべての資格が同時に更新されます。(2019年1月現在)
CEUの申請とCEプログラム費用が免除されるもの
・CASP改訂試験の合格
更新に必要な「75」CEUの申請/承認とCEプログラム費用が発生するもの
・CompTIA以外の承認されたIT認定資格の取得
・その他、CEUに対象となるアクティビティの実施
認定資格更新の詳細については、「CompTIA認定資格リニューアル/更新方法」をご確認ください。
CompTIA認定資格は、試験作成委員会が中心となり、ニーズ調査・職務分析・リサーチを経て、SMEと呼ばれる現場関係者により開発が進められます。
CASP+は、以下のIT業界からのSMEのサポートにより開発されました。
■米国SME(米国本部/一部抜粋)
Department of Defense, US Army | Defense Threat Reduction Agency (DTRA) |
U.S. Department of Defense | Amazon Web Services |
American Financial Group | Deloitte & Touche LLP |
GE Capital/Synchrony Financial | 他多数 |
■日本語試験SME(50音順/社名は参加時の社名を記載)
日本語試験は、以下のIT業界からのSMEのサポートにより開発されました。
安田 良明 氏 S&J株式会社 |
時田 剛 氏 NRIセキュアテクノロジーズ株式会社 |
永井 勝 氏 株式会社クリエイトラボ |
CompTIAトレーニングパートナーから提供のトレーニング教材は、こちらからご確認ください。
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