CompTIA(コンプティア)は、IT業界団体としてワールドワイドでCompTIA認定資格などを通し、健全な人材の育成に貢献しています。



大学キャリア・スキル教育におけるガイドラインとして、日本でも認知の傾向

〜今春から立命館大学がA+対策講座を開始予定〜
【2002年2月28日 東京】

 CompTIA(コンプティア:コンピュータ技術産業協会/本部:米国イリノイ州)は、立命館大学(京都/総長:長田豊臣)がIT関連のキャリア・スキル教育としてCompTIA認定資格であるA+の対策講座の開設に動き始めた。IT関連コースの骨格として、公にCompTIAの提供するブループリント(出題範囲)をガイドラインとするのは、国内の大学では初めてになる。「その時々の標準的実務スキルを問う認定資格」という特徴を生かし、学生に対して「ユーザコンピューティングから実務レベルに使いこなせる人材への脱皮」を支援する。今後、即戦力の必要な企業から入社前教育として委託を受ける考えもあるという。
IT産業の急速な技術革新に対応できる人材を輩出することが必要とされている昨今、高等教育機関からIT技術者育成の実践教育を提供することが叫ばれている。米国ではすでに、通常の教育以外の知識・技術を必要とする職業に就くための準備としてキャリア・スキル教育が積極的に行われているが、CompTIA認定資格のブループリントはIT教育分野のスキル標準として、オクラホマ州内の学校におけるIT教育の骨格に利用されている他、9州に及び州単位で認定試験の推奨が行われ重要な役割を担っている。立命館大学での講座開設の動きは、上記実績を評価し日本国内での効率的なIT技術者育成のヒントを提供したといえる。
講座は、デスクトップ管理(OS、ハードウェア)とインターネット及びネットワークの標準的実務スキルを問う「A+」を今春からスタートを予定。IT基礎として、学部での導入を視野に入れているほか、将来的には高校で導入を検討している模様。実際に講座を担当するのはTAC株式会社(代表取締役社長/斎藤博明)と株式会社イー・コミュニケーションズ(代表取締役/佐藤信也)。TAC株式会社の講義ノウハウと資格取得ポータルサイトとして実績のある株式会社チャレンジ・ネットのe-learningエンジンを利用し、株式会社イー・コミュニケーションズが学習効果の向上を考えた開発を担当。教育機関だけでなく、企業への導入も考えた新しい学習方法を提案している。
また立命館大学は、先端IT研究センターの産学協同プロジェクトに対し、産学間のパイプ役としてCompTIAに期待をしている。
玉川大学や松山大学のような、3Com社の提供する認定教材を利用しながら、Network業務の標準的実務スキルを問う「Network+」の取得をめざすところもあり、CompTIA認定資格を実務レベルの基礎と考え、取得させるところが増えると予想している。


−CompTIAとは−
 CompTIAは、1万社以上の会員企業を持つIT系の非営利グローバル業界組織。米国のほか、カナダ、イギリス、ドイツ、オーストラリア、東京などに拠点を持つ。e-ビジネスやテレコム技術の世界標準化活動のほか、必要とされる即戦力のIT技術者養成のため、ベンダー中立のIT系資格試験を全世界的に展開している。多くの政府が認定しているほか、受験者への財政補助などを行っている。IT資格としてはMicrosoftについで世界2位の規模という。

−CompTIA認定資格とは−
 CompTIA認定資格は、実務上必要とされるITスキルをCompTIA他会員企業で構成される調査委員会が調査・分析し、問題に関してはコーナーストーンと呼ばれる、IBMやCompaqなど20社前後の会員企業で作られる試験作成委員会が問題を提案・作成。ベンダーに囚われない標準的実務スキルを問う問題が構成される。現在A+をはじめ9分野の認定資格があり、現在4科目が日本語受験可能。

【お問い合わせ先】
CompTIA日本支局 http://www.comptia.jp
〒101-0061 東京都千代田区三崎町3-4-9 水道橋MSビル7F
TEL:03-5226-5345 FAX:03-5226-0970
E-Mail:[email protected]
担当:板見谷

 




 

 



 
 
 

 

 

 
 

 
 
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