CompTIA(コンプティア)は、IT業界団体としてワールドワイドでCompTIA認定資格などを通し、健全な人材の育成に貢献しています。



“CompTIA Linux+”+“Turbo-CE Essential試験”=“Turbo-CE”

〜“実務基盤”保持者の人材集積とLinux技術者への具体的なキャリアマップを提供〜
【2003年02月28日 東京】

 CompTIA(コンプティア:コンピュータ技術産業協会/本部:米国イリノイ州)とターボリナックス株式会社(本社:東京都渋谷区/代表取締役社長:矢野広一)は、昨年3月に発表したターボリナックスのLinux技術者認定プログラム「Turbo-CE」とCompTIA認定資格「Linux+」との連携を強化することを発表いたしました。

 Linuxは、日本政府のオープンソース活用の検討や対応するハード、ソフト市場の活性化などで、もはや技術者のものだけではなくなっています。そこで、ターボリナックスは「CompTIA Linux+」を、Linux技術業務についての考え方の共有を図ることができる“プラットフォーム”として再評価し、Linuxのさらなる普及と技術者を育成するためのキャリアマップを描くため、「Turbo-CE」認定制度に新たなプログラムを追加しました。

 現在も世界各国でIT人材不足は慢性的に続いており、日本と米国との決定的な違いとして、日本には各IT業務の“実務基盤(注1)”を持つ人材の集積がないことが挙げられます。欧米では各IT業務の“実務基盤”教育としてCompTIA認定資格プログラムが利用され、企業から教育機関まで広く浸透しており、市場で求められている専門技術者の人材集積のみが課題となっています。一方日本では、各IT業務の“実務基盤”教育および尺度となるものが今までになく、“予備軍”が少ない分、IT人材不足の深刻度は高くなっています。
今回の連携はこのような状況を打開するため、Linux技術業務にかかわるあらゆる職種(注2)においての“実務基盤”保持者の人材集積を図り、Linux技術者への具体的なキャリアマップを描いたものです。

 今回、ターボリナックスが新たに追加したプログラムでは、「CompTIA Linux+」の取得者および「Turbo-CE」取得者(Turbolinux 7 Server以前のバージョンからの更新希望者)が、ターボリナックスの専門技術領域である「Turbo-CE Essential」試験に合格することで、「Turbo-CE」に認定されるというものです。また、「Turbo-CE」認定者は、さらに実務レベルのLinuxの知識・技術を問う上位資格「Turbo-CE Pro」へのステップアップを目指すことができます。
「CompTIA Linux+」と「Turbo-CE」プログラムの緊密な連携により、「実務のあらゆる環境でも、時代や企業ニーズにあった専門技術を当てはめ、活用できる」人材の育成、輩出につながるものと期待しています。

 ターボリナックスが提供する「Turbo-CE Essential」試験は、2003年2月28日から受付開始、3月上旬から随時試験配信をスタートする予定です。CompTIA Linux+は、すでに日本語配信が開始されています。

※注1 “実務基盤”
実務でのある環境において、問題を分析、またベストプラクティスを選択し、必要な技術知識やスキルを取捨選択、活用する能力。
※注2 Linux技術業務にかかわるあらゆる職種
フィールドサポートなどのサービスエンジニア、テクニカルコールセンター、営業、SEなど。
 
−CompTIAとは−
 CompTIAは、1万社以上の会員企業を持つIT系の非営利グローバル業界組織。米国のほか、カナダ、イギリス、ドイツ、オーストラリア、東京などに拠点を持つ。e-ビジネスやテレコム技術の世界標準化活動のほか、必要とされる即戦力のIT技術者養成のため、ベンダー中立のIT系資格試験を全世界的に展開している。多くの政府が認定しているほか、受験者への財政補助などを行っている。IT資格としてはMicrosoftについで世界2位の規模。

−CompTIA認定資格とは−
 業界内で求められる実務上必要とされるITスキルを、業界内で構成される調査委員会が調査・分析し、コーナーストーンと呼ばれるIBMやHPなど20社前後の会員企業で作られる試験作成委員会が問題を提案・作成。それぞれの業務の基盤となる「知識・スキル、その活用能力・業務での考え方」で構成される。現在「A+」をはじめ11分野の認定資格があり、内7分野が日本語受験可能。

−Turbo-CE / Turbo-CE Proとは−
 「Turbo-CE」は、現場で役立つ技術者を育成することをモットーとし、Turbolinux Server OSをベースに、実際のビジネス市場に必要なLinuxサーバー構築・ネットワーク管理に関する基礎知識を習得することができることが特長です。また、資格取得後もTurbolinuxに関する技術レベルをより高めることができるよう、ダイレクトサポートを無料で提供し、OS製品のβ版提供をはじめとし、最新情報をいちはやく提供しています。
2002年6月には認定開始2年にして国内3000名の取得者を輩出、現在有力SIベンダーの多くが多数のTurbo-CE取得者を擁していることなどから、国内でもっとも実績のあるLinux技術者認定制度として認知されています。認定試験は、現在、アール・プロメトリック社との提携により、全国各地の公認テスティングセンターで、受験者の希望する日時に合わせて認定試験を受けることが可能で、受験自由度の高さも評価されています。上位資格「Turbo-CE Pro」試験も昨春よりプロメトリック公認テスティングセンターにて開始しました。

−「Turbo-CE Essential」試験−
 Turbolinux 8 Server対応のTurbo-CE試験のサマリー版。Turbolinux 8 Server製品の特長、および、Linux+の試験範囲を超えるTurbo-CE試験とLinux+試験の差分にあたるネットワークサーバに関する知識・技術を問う試験である。

【お問い合わせ先】
CompTIA日本支局 http://www.comptia.jp
〒101-0061 東京都千代田区三崎町3-4-9 水道橋MSビル7F
TEL:03-5226-5345 FAX:03-5226-0970
E-Mail:[email protected]
担当:広報

ターボリナックス株式会社 http://www.turbolinux.co.jp
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-3-5 モリモビル5F
TEL:03-5766-1660 FAX:03-5766-1661
E-Mail:[email protected]
担当:広報


※LinuxはLinus Torvalds氏の商標です。Turbolinuxおよびターボリナックスは、Turbolinux, Inc.の登録商標です。その他、記載された会社名および製品名などはCompTIA,該当する各社の商標または登録商標です。

 




 

 



 
 
 

 

 

 
 

 
 
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