CompTIA(コンプティア)は、IT業界団体としてワールドワイドでCompTIA認定資格などを通し、健全な人材の育成に貢献しています。
ITプロフェッショナルへの調査によると、雇用主が、自社の社員に対して、職務を遂行することができると同時に、人柄といったパーソナリティーの部分を求めているであろうと感じている。
6つの異なる代表的スキルのうち、ITプロフェッショナルが予想した、雇用主が採用や昇進の際に重要視するスキルには、「対人関係およびコミュニケーション」「技術」スキルが上位にあげられている。
また、「戦略的思考」や「プロジェクトマネージメント」スキルも同様に重要であると回答され、「経理」や「交渉」スキルがを必要スキルと予想したITプロフェッショナルは少なかった。
これらは、CompTIA IT Professional Accessニュースレターにより配信し、行われたアンケート結果である。
このCompTIAアンケートに参加したほとんどの回答者が、「雇用主が重要視していると思われるスキルを保持している」と回答し、上記で最も重要と考えられている「対人関係およびコミュニケーション」スキルを持つ、と回答している。しかし、そのスキルの「熟達度」に対する評価は、その「重要度」の評価を下回った。
回答者の4分の3(73%)の回答者が、今後2年間に、自身の「ビジネススキルを向上する予定である」と回答した。スキルアップしたいスキルとして一番人気があったのが、「プロジェクトマネージメント」(71%)で、その次に「戦略的思考」(51%)「対人関係およびコミュニケーション」(43%)が続いている。回答者の大部分(73%)が、「独学で行う」とし、57%が「オンライントレーニングで行う」と回答している。
また、回答者の92%が、自身のスキルアップに、「多少の費用を投じる予定」と回答した。合計で56%が、$100〜999ドルを費やすとしている。
回答者のほぼ全般(94%)が、今後1年間に、自身の「技術スキルをスキルアップする」または、「新たなIT認定資格を取得する」予定があると回答した。両者を合計した61%が、$100〜999ドルを費やすとしている。
回答者の半分以上(52%)が、技術スキルトレーニングとビジネススキルトレーニングの組み合わせが重要であると回答し、これらのスキルを持つことにより昇進への機会がもたらされると考えている。しかし、新たな機会や昇給に関していえば、「技術トレーニングのみ」が最大ROIを提供する、と回答したのは37%に対し、「ビジネススキルトレーニングのみ」が最大ROIを提供する、と11%が回答している。
調査参加者の多く(94%)がITでの職務経験を持ち、76%が現在IT分野で働いている。
回答者の39%は、雇用主は他の分野に比べ、「技術スキル開発」の支援をする傾向が強いと回答する一方、4分の1にあたる24%が、雇用主はトレーニングや教育のための支援を行わないと答えた。また、回答者の66%が、雇用主は「部分的」支援を提供するであろう、と回答している。
回答者の10%が雇用主は「トレーニングコスト全額」を出すと回答し、4分の1が、雇用主からの支援補助は、25%以下と回答した。
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