CompTIA（コンプティア）は、IT業界団体としてワールドワイドでCompTIA認定資格などを通し、健全な人材の育成に貢献しています。

9月15日CompTIA米国本部は、CompTIA Network+認定資格の改訂を発表しました。

2009年バージョンのCompTIA Network+認定資格は、2009年度第1四半期にワールドワイドで英語試験が利用可能になる予定です。今回の改訂は、2005年以来の実施となります。

「企業環境におけるワイヤレスネットワークの拡大と成長は、経営面そしてセキュリティ面で課題を生んでいます。」とCompTIAのスキル開発VIP Michael Robieは言います。「改訂版CompTIA Network+は、最新のネットワーキング技術を多く反映したものになるでしょう。」

ITマネジャー3,500人以上を対象にした2008年のCompTIA調査では、参加者66%が「一般的なネットワーキングやネットワーク構築スキル」は、自社において需要が高いと回答しました。

「CompTIA Network+認定取得者は、基本的なネットワーク構築を管理し維持するために欠かせない知識やスキルを持っています。」Robieは言います。「この認定資格は、すべてのエンジニアにとって自身のスキル向上を可能にする最適な方法と言えます。」

今回のCompTIA Network+改訂は、最新の技術を反映したり、技術者および企業に必須とされるスキルを確実に反映するため、CompTIAが試験内容を継続的にレビューしているプロセスに準じています。

CompTIA Network+認定取得者は、ネットワーク管理者、ネットワーク技術者、ネットワークインストーラー、ヘルプデスクテクニシャン、ITケーブルインストーラー等を含む様々な業務分野で活躍しています。また必須ではありませんが、この認定資格の受験者は、9〜12ヶ月のネットワーキングにおける実務経験およびCompTIA A+またはそれに相応する資格を所有していることが望ましい条件とされています。

現在CompTIAは、改訂版Network+の配信にあわせトレーニング教材が利用できるよう、出版会社およびトレーニングプロバイダとそのための取組みを行っています。

現行バージョンのCompTIA Network+試験はワールドワイドで受験が可能です。現在受験に向けて準備を進めている方は、現在の試験出題範囲をもとに受験準備を続けることをお勧めします。改訂バージョンのCompTIA Network+の試験出題範囲（英語版のみ）は、下記からご確認ください。（試験名称をクリックすると「出題範囲（PDFファイル）」がダウンロードできます。）

CompTIA Network+ 2009Edition Objectives