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クラウドコンピューティングは ITディストリビュータに財政面、技術面における新たな課題を提起
〜最新のホワイトペーパーでは、クラウドにおけるITディストリビュータの役割を調査〜
(CompTIA米国本部調査)

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<CompTIA米国本部リリースはこちらから>
CompTIA: Cloud Computing Poses New Financial, Technological Challenges for IT Distributors
 

CompTIAが発表した最新のホワイトペーパーによると、クラウドコンピューティングは、IT製品やサービスを、提供元(サプライヤー)から顧客(カスタマー/消費者)に供給する流通経路における最大の変革の一つであり、現在の中心的存在であることが分かった。

クラウドコンピューティングが与える影響力は、とりわけIT製品やサービスの提供経路での「仲介的存在」であるITディストリビュータが、最も大きく感じているに違いない。
「明確に定義されたアーキテクチャや機能を持つ従来のIT製品とは異なり、クラウドコンピューティング技術は、より仮想的であり、分散化されているように設計されています。」CompTIAのインダストリーアナリシスディレクターのCarolyn Aprilは言う。「ディストリビュータの観点から考えると、こうした変化は、「Pick(選択)Pack(梱包)Ship(配送)」という一連のサプライチェーン上の技術をより複雑なものにしている可能性があります。」

「このような課題に加え、ディストリビュータは、分散化する製品カテゴリにも対応しなければならず、それは技術開発をする上での懸念事項となります。」Aprilは述べている。

CompTIAの最新ホワイトペーパー「The Role of IT Distribution in a Cloud World」では、ディストリビュータがクラウド市場で関連性を拡げるために行ってきた措置をいくつか取り上げている。それには、クラウドの事業分野の強化を目指した企業買収、クラウドリセラーやプロバイダに特化し、新たに構築された物流機能の創出などが含まれている。

またクラウドコンピューティングが引き起こした市場の混乱により、新しいタイプの機能を提供できる企業に対する需要がもたらされている。その企業とは、物理的および仮想的な境界を超えたスケールでマルチベンダーテクノロジーを集約できる能力があり、顧客のビジネスや技術また規制上のニーズを満し、セキュアで信頼性の高いソリューション提供を実施することが可能な企業と考えられている。

「過去20年間において、IT業界の卸売業者は他のどのタイプの企業よりその仕事を成し遂げてきています。従って、彼らが期待されている働きを行うことで、クラウドコンピューティングの中核としての立場を築くことができるのです。」Aprilは指摘している。

CompTIAが実施したクラウド市場に関する調査では、チャネルパートナーは、以下様々な用途でディストリビュータのクラウドサービスを活用予定であることが分かった。

 ・ 57% − クラウドソリューションのテクニカルサポート
 ・ 35% − クラウドサービスの集約
 ・ 35% − データセンターのアクセシビリティとホスティングサービス
 ・ 33% − クラウドサービスプロバイダやソリューションの審査および評価
 ・ 25% − クラウドソリューションの他プロバイダとの橋渡しとして

ホワイトペーパー「The Role of IT Distribution in a Cloud World」およびCompTIAが実施している全ての調査は、IT業界の成長を促し、IT企業内の様々なリソースへの再投資を促すためことを目的としている。調査内容は、CompTIA米国本部ウェブサイトにてCompTIAメンバーに無償で提供されている。(英語のみ)

 
 


 

 



 
 
 

 

 

 
 

 
 
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