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合格率100%!Firebrand Trainingが提供するアプレンティス訓練プログラムとは
(CompTIA IT Careers Blogより)
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<CompTIA IT Careers Blogはこちらから>
Firebrand Instructor Pushes IT Apprentice Training in the UK to the Next Level



Firebrand Trainingは、ヨーロッパや中東を中心に、認定資格に特化したプログラムを提供するトレーニングプロバイダーです。本部イギリスのトレーニングセンターで、インストラクターを務めるGray Fildes氏は、IT知識がゼロに等しかった生徒たちを、ITヒーローに成長させました。「高校を卒業したばかりの生徒たちは、成績不振や、キャリアに対する不安、就業機会の少なさから自尊心が下がっていることがあります。そんな中 You can do this! と励ますように心掛けています。」

Firebrand Trainingが提供するアプレンティス訓練プログラムでは、学生たちはキャンパス内の寮に滞在し、集中訓練で構成されたカリキュラムにどっぷり浸かります。「1日12時間の超集中トレーニングで、提供されるすべてのコースは、認定資格の取得で修了となります。また、試験に合格するまでトレーニングに参加が可能という認定を保証したコースでもあるのです。」Firebrand TrainingのコミュニケーションマネジャーであるLapwood氏は述べています。


アプレンティスシップ(職業教育訓練)制度の促進
Firebrand Trainingでは過去2年間半、イギリス政府援助によるアプレンティスシップ(職業教育訓練)の制度に沿ってアプレンティス訓練プログラムを実施しています。高額な大学教育にかわって、この制度では1年間のOTJ経験に加え、トレーニングや認定資格の取得機会が与えられます。学生は、訓練生としての最低賃金を受け取ります。「16歳から24歳の学生は、一年間分に値する職業訓練が受けられます。現実社会での経験を得つつ、同時にトレーニングや認定資格を取得するというのがこの制度の仕組みです。」とLapwood氏は述べています。

アプレンティスシップを提供する認定ベンダーの多くは、週4日のOJT、1日のトレーニングというカリキュラムを組んでいます。しかしCompTIA認定資格も多数扱うFirebrand TrainingのITアプレンティスプログラムに参加する学生は、丸々一週間をキャンパスで実施されているトレーニングに費やし、帰宅後の10週間をOJTや次サイクルのための学習にあてます。オンキャンパストレーニングの第一週目はCompTIA Strataを学習し、次サイクルではMicrosoft Windows 7、ネットワーク、セキュリティ、サーバーと続きます。プログラムに参加する学生の多くは、RAMとハードディスクの違いが分からないほどのテクノロジービギナーだといいます。

キャンパスでのトレーニングの基本カリキュラムでは、CompTIA Strata、CompTIA A+、CompTIA Network+が含まれます。


取り入れられた新手法
インストラクターのFildes氏は、一歩進んだ試みを促進することとなります。彼は、優秀な学生6名に対してNetwork+の取得後に、Security+に挑戦するという選択肢を提示したのです。全員の学生が、その挑戦に意欲を示しました。

まずは、6名中4名が合格できれば上出来。そんな予測をしていたところ、6名全員がNetwork+に合格しました。「とにかく驚きました。そしてすぐに、これはSecurity+に合格するチャンスも高いのでは、と思ったのです。」Fildes氏はいいます。

「この資格を簡単だと思わないことです。」Fildes氏はいいます。「A+も手ごわいですが、Security+はそれ以上です。私は以前US軍人に教えたことがありますが、90分間の試験を終えた後の疲れ切った人たちをたくさん見ました。とにかく容易な資格ではないのです。」

4週目のキャンパスでのトレーニングに来た学生たちは、クラスルームでの終日学習に加え、夜中までの復習と全力で学習に励みました。「まずは挑戦という気持ちでSecurity+に挑みました。そして、なんと6名全員が合格することができたのです。」


2度目の実証
取り組みを確かなものにするには、再現が必要となります。次にFildes氏は、アプレンティスプログラムの10名の学生たちに同様に実施しました。「彼らは野心が強く、積極的な個性の集まりでした。教師は、学生に教育を教えることはできても、そうした意欲や姿勢まで教えることはできません。」

再び、Fildes氏はクラスに問いかけます。もちろん、学生全員がSecurity+のカリキュラムへの取り組み に賛成を示しました。早朝から夜遅くまで、クラスルームでの集中的な学習を終えた後、10名中9名がNetwork+に見事合格。不合格になってしまった1名は、その後すぐに合格を獲得したといいます。

次は大きな挑戦Security+です。Fildes氏は、OJTや復習のため10週間の帰宅を控えた学生たちに対し、教えた通りの試験対策を行えば合格できる!こう忠告したといいます。「もちろん、その忠告を聞き入れた学生はゼロでした。」Fildes氏はいいます。「そのため、受験日の3日前から受験時間の直前まで、多くの時間を学習に費やすこととなりました。」

そして今回はNetwork+の合格率を超える結果が出たのです。合格率100パーセント。10名全員がSecurity+合格です。「学生たちのスコアは、3、4問ほどの間違えだけという驚きのハイスコアでした。とにかく常軌を逸したような状況でした。」Fildes氏はいいます。

Fildes氏と学生にとって根気のいるカリキュラムであったことに間違いはありません。学生の意欲を引き出したFildes氏は次のように語りました。「冒険をしなければ何も得られないということです。ただ、学生たちはこの学習手法に意欲を持って取り組んでいましたし、努力を惜しみませんでした。なぜなら、彼らもこうした努力を通して高められる知識や自身のキャリアの将来性を確信していたからです。」

「認定資格の取得が将来どんな意味を成すのか、彼らは十分に理解していました。以前の教え子で、現在はオーストラリアのDellで勤務をしている人がいます。彼は、A+、Security+、Network+は、業界で持続可能なキャリアを確立するために必要なものであったと語っていました。」とFlides氏は述べています。


 
 


 

 



 
 
 

 

 

 
 

 
 
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