IT業界にベンダーニュートラルな実務スキルを評価する認定資格を提供するCompTIAは、改訂CompTIA
Network+認定資格の配信を発表した。
改訂試験(試験番号:N10-007)では、有線および無線の2つの環境下におけるネットワーク技術を出題対象としている。CompTIA
Network+は、有線、無線の両方の環境を網羅している業界唯一の認定資格である。
「CompTIA Network+は、プラットフォームにかかわらず、いかなるネットワークでも業務が遂行できるITプロフェッショナルの能力とスキルを証明します。そうした能力は、クラウド、仮想化、SDN、その他新興技術の導入によりネットワークがますます複雑化している今日の環境下では特に重要とされています。」CompTIAのプロダクトマネジャーであるTazneen
Kasemは述べている。
改訂CompTIA Network+認定資格には、以下分野のコンテンツが新たに含まれる。
・ ネットワークプロフェッショナルが、セキュリティの専門家と協業する上で必要となるセキュリティ概念
・ 仮想スイッチ、ハイパーバイザ、仮想ネットワークインターフェスコントローラ、標準的なサービスモデルを含む主要なクラウドコンピューティングのベストプラクティス
・ ホワイトボックススイッチングやネットワーク機能の仮想化など新しいハードウェアおよび仮想化テクニック
・ ネットワークの仮想化、災害復旧およびデバイスハードニングなどの概念
試験には、従来の複数選択問題に加えパフォーマンスベースド問題が含まれる。実践的なシミュレーションに回答をすることで、ネットワーク環境における受験者の実務的な問題解決能力を証明する。
CompTIA Network+は、世界中の企業や組織が導入する有線および無線ネットワークの設定、管理、セキュアリング業務を担うあらゆるITプロフェッショナルが取得する認定資格。ネットワークフィールドテクニシャンやエンジニア、ネットワーク管理者、コンピュータおよびヘルプデスクテクニシャン、システムエンジニア、ネットワークサポートスペシャリスト、ネットワークアナリストなどの職種は、この認定資格を取得することで、業務を遂行する上で必要となるスキルを育成、またさらに磨きをかけることが可能となる。
最近実施したCompTIAの雇用データ分析では、2017年第4四半期に掲載されたネットワークおよびコンピュータシステム管理者、コンピュータネットワークアーキテクト、コンピュータネットワークサポートスペシャリストの求人件数は、45,000以上であったことがわかっている。これら3つの職種は、2027年には11%〜12%の成長が見込まれている。
CompTIA Network+認定資格は、国際標準化機構(ISO)17024標準に準拠する米国規格協会(ANSI)の認定を取得。また、米国国防総省の指令8140/8570.01-Mの承認を受けている。
英語試験は2018年3月21日より配信開始。日本語試験は、配信予定であるが、詳細のスケジュールは未定。
試験に関する詳細: https://certification.comptia.org/certifications/network
米国本部サイト(英語)
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