CompTIA(コンプティア)は、IT業界団体としてワールドワイドでCompTIA認定資格などを通し、健全な人材の育成に貢献しています。

 

CompTIA Project+特集

プロジェクトマネジメント認定資格、CompTIA Project+とPMP認定資格

最後に、プロジェクトマネジメント認定資格取得を検討されてる皆様に、CompTIA Project+とPMP認定資格のトレーニングをご提供されている株式会社トレードクリエイト 片野俊行様に、それぞれの認定資格からみたCompTIA Project+の特徴等についてお話をお伺いしました。

株式会社トレードクリエイト http://www.e-project.jp/

片野 俊行 様
米国PMI(R)認定PMP・CompTIA Project+認定
マイクロソフト認定 MCITP


CompTIA Project+とPMPの違いについてお話をお伺いできればと思います。
CompTIA Project+とPMPRの違いで大きなポイントは、対象となるプロジェクトの規模と受験資格要件です。

第1に、対象となるプロジェクトの規模です。CompTIA Project+は、プロジェクトメンバーが10名前後で、基本的に短期間で実施される小・中規模のプロジェクトマネジメントに必要なスキルが問われます。一方で、PMPRは、ある程度の大規模プロジェクトに対応できるプロジェクトマネジメントのスキルが問われる資格です。

第2に、受験資格要件が異なります。CompTIA Project+は、12カ月程度のプロジェクトマネジメントの実務経験を評価する資格でありますが、実務経験についての受験資格要件はありません。一方、PMPRは、大卒の方であれば36カ月(且つ4,500時間)の実務経験、また高卒の方であれば60カ月(且つ7,500時間)の実務経験が受験をするための要件になっています。

もちろん、CompTIA Project+ は、試験時間、出題問題数、受験料など 受験しやすい試験になっています。
 

CompTIA Project+を取得していただくことの利点については、いかがでしょうか。

CompTIA Project+は、業界にとらわれずプロジェクトマネジメントにおけるコアとなる部分の知識と実践が出題されます。そのため、これからプロジェクトマネジメントのスキルを身につけたい方や現在、プロジェクトメンバー等であり、将来プロジェクトマネージャになる方への登竜門としてベストな資格ということができます。

現在、 プロジェクトマネジメント標準スキルはIT業界だけでなく様々な業界で必要とされています。実際に弊社のトレーニングにおいてもIT業界だけでなく映画、広告、建設と様々な業界の方が学ばれています。また、CompTIA Project+試験は、プロジェクトマネジメントの実務経験等がなくても受験でき、小、中規模プロジェクトを対象としています。小、中規模であれば、仕事でのプロジェクトは未経験であっても学生時代、社会人等の経験などからプロジェクトの全体像をイメージしながら学習が可能です。そのため、プロジェクトマネジメントのコアとなる部分を基礎から知識と実践をリンクさせながら体系的に身につけることができることは大きなメリットです。身につけた知識、スキルを様々な業務で実践できるでしょう。

将来、大規模開発のプロジェクトマネージャとなる方においてもCompTIA Project+を取得するメリットは大きいと考えられます。大規模プロジェクトは、通常その中に多くのサブプロジェクトを抱えています。したがって、プロジェクトマネージャとしても当初は10名〜20名程度のメンバーを管理する各サブプロジェクトの管理・運営を任されるところからはじまります。もちろん、業種によっては短期間で終了するプロジェクトも多くあります。また、プロジェクトメンバーなどプロジェクトに参加する立場であっても、共通言語である知識標準やスキルの理解は円滑なプロジェクトの遂行において必要となることはもちろんです。

 

御社でご提供をされているCompTIA Project+トレーニングとPMPトレーニングの違いについてお話をお伺いできればと思います。
弊社においてはトレーニングをインプットとアウトプットにわけてトレーニングをデザインしております。インプットでは
PMBOKR(標準化されたプロジェクトマネジメント知識体系)中心としたプロジェクトマネジメントについてのスキルを学習します。一方、アウトプットでは実践的な問題を解くことでインプットした知識を整理し、学習した内容を、自分自身の記憶の中に定着させていきます。

両資格とも、主に標準化されたプロジェクトマネジメント手法を原則としたベストプラクティスをベースとしているため、プロジェクトマネジメントにおけるプロセス群(立ち上げ・計画・実行・監視コントロール・終結)などの基礎概念は、ほぼ同じになります。したがって、弊社における5日間のインプットトレーニングはPMPR資格試験講座及びCompTIA Project+資格試験講座を共通で実施しております。

一方、アウトプットトレーニングにおいて CompTIA Project+とPMPR試験では、対象となるプロジェクトの規模が異なるとともに、試験における各プロセス群の試験出題比率などの試験傾向が異なるため、弊社では異なるアウトプットトレーニングを提供しております。CompTIA Project+の対象となる中小規模のプロジェクトに対しての知識及びベストプラクティスを集中的にアウトプットトレーニングしていきます。そうすることで、試験の合格力および実務への実践力を養っていきます。もちろん、そのアウトプットトレーニングはPMPR資格取得においても将来的にプラスになるスキルとなります。
 
最後に、プロジェクトマネジメント資格を目指される皆様に一言お願いします。
プロジェクトマネジメントの知識およびベストプラクティスは、IT業界だけでなく、現在多くの業界・業種で必要とされています。それは、CompTIA様のホームページを見ても明らかです。そして、CompTIA Project+を取得することは、グローバルに標準化されたプロジェクトマネジメント手法を身につけた証明です。もちろん、そのまま実務に役立てることも可能ですし、さらにはPMPR資格取得を目指されても良いでしょう。

多くの方にプロジェクトマネジメントの知識を学んでいただきたいと願っております。
 
ありがとうございました。

「実務に直結するプロジェクトマネジメントスキル!CompTIA Project+特集」では、プロジェクトマネジメントスキルの重要性や必要性、CompTIAが提案する育成方法等についてご案内をさせていただきました。

資格を目指す学習の中で、体系的にプロジェクトマネジメントを学習していただくことができるかと思います。
今まで、「勘・経験・度胸」でプロジェクトマネジメントを実行されていた方は、ぜひ一度、改めてスキルの見直しをされてみてはいかがでしょうか。



 

 



 
 
 

 

 

 
 

 
 
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