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リコージャパン株式会社:
卓越した"プロフェッショナル集団"の形成と
社員のチャレンジと成長を促進する評価/処遇の実現へ

リコーグループの使命は、 "はたらく" に寄り添い変革を起こしつづけることで、人ならではの 創造力の発揮を支え、持続可能な未来の社会をつくります。とあります。 その使命を果たすためにリコージャパンが目指す姿は、「社員がいきいきと誇りを持って働き、 お客様から感謝される顧客価値企業」であることです。 私たちの周りでは、社会(少子化、超高齢化)、労働(働き方改革、雇用形態、シニアの活用)、 事業(SDGs、生産性の向上、戦力確保)、社員(将来のキャリアに対する不透明感、不安)の 様々な変化や課題があります。それらを受け入れ、デジタルサービス会社としてお客様の課題解決 を進めるためには、「卓越した"プロフェッショナル集団"」の形成と、社員のチャレンジと成長を 促進する評価/処遇を実現し、「社員の自律的成長・取り組み」を支援する必要があります。
202409_case_1.png同社では、14職種80細目に及ぶ職務のスキル定義を行うため、各細目別に 専門人材を交えた分科会を設置。定期的に開催することで 「環境」「職務内容」そして「事業の方向性」の変化を踏まえた スキル定義の更新も実施。ゼネラリスト、スペシャリスト等の 職種に応じた特徴、地域性も反映。 「スキル定義」に紐づく公的資格、社内検定、アセスメントで、 スキルを可視化。この一環でCompTIA認定資格を活用しています。

企業導入事例(PDF版):
リコージャパン株式会社 卓越した"プロフェッショナル集団"の形成と社員のチャレンジと成長を促進する評価/処遇の実現へ

本サイトでは、この取り組みを進めるにあたっての狙い、今後の予定などについてのインタビューをご紹介しています。 今後の人材育成計画をされる上で、ぜひ参考にしてください!


現場のみなさまの声

プロフェッショナル認定制度の一環で、CompTIA認定資格を取得されている現場のみなさまにインタビューを実施しました。プロフェッショナル認定制度で得たスキルが実際の業務の中でどのように役立っているか。ぜひインタビューをご覧ください!

神奈川支社 神奈川ICT営業部 ソリューション1グループ
江口 友人 様

「仕事への取組みという面ではプロフェッショナル認定制度があるかないかでは変わるものではないかと思っていますが、業績貢献、キャリアへの意識については、コミットメントシートと併せて目標が明確化しやすくなったと感じています。」

デジタルサービス技術本部 事業統括センター 人財育成推進室
野上 隆弘 様
「資格取得は目標が明確になるので闇雲に取得せず計画的に取得できるようになりました。」
デジタルサービス技術本部 マネージドサービス事業部
第一クライアント運用部 クライアント運用3グループ

木村 仁 様
「日々の業務や短期的な業績にこだわり過ぎると、中長期の視点で考えた時に組織としても個人としても持続的な成長は難しいと感じています。そのため、多忙であっても自身のスキル向上を目的とした時間は確保し、少しずつでも自身の領域を広げるように努めています。」

企画:

人事・コーポレート本部 人事センター プロ化推進部 プロ化企画グループ
リーダー 小林 勝也 様

202409_case_4.jpgプロフェッショナル認定制度の背景と狙いを教えてください。
デジタルサービス会社として、あるべき社員のスキルとその成長支援のための制度として認定制度を作り上げてきました。社員のスキルが上がることで、お客様へ提供する品質もあがります。社員が得た様々なスキルでお客様のお困りごとを解決することで、よりデジタルサービスの会社へ加速させます。また、スタッフを含めて全社員の制度であることから、高効率での業務などQCDすべてが向上すると考えています。

制度設計において、従業員の皆さんから信頼を得られるよう、どのような取り組みをされていますか。
根幹となる考え方はぶらすことなく、職種や役割に応じた人物像での必要な知識や求める技能、成果を机上論ではなく、現場の皆さんの意見を聞き、制度に反映することを行っています。社長自ら現場に赴き行うTopDirectMeetingへの対応、その時の現場の要望や説明会実施時でのご質問やご意見からヒントを得て、市場や現場の事を理解して制度に反映することで、より実在に沿った内容に変えていきます。

制度の意図や狙いに関して、どのように従業員の皆さんへ浸透を図っていますか。
より深く理解が進むように、支社毎の社員説明会やマネージャー勉強会を実施しており、自分自身の言葉で説明を実施しています。
説明会においては、人事制度とどのように結びついているのかを含めて、腹落ちしやすい工夫をしながら説明会や、学習コンテンツの紹介などをして、自身がどのように取り組みをすればよいかをアドバイスを含めて行っています。また、マネージャー勉強会では1on1でこのような会話をして目標統合してほしいなど、例に出しながら勉強会をしています。

管理:

神奈川ICTソリューション営業部
ソリューション1グループ リーダー 阪口 哲一 様

プロフェッショナル認定制度をどう評価していますか。その理由(背景)は何ですか。
202409_case_2.jpg市場のデジタル化加速に伴いお客様の課題や業務課題を掴んでお役立ち領域拡大を実現し続ける為、またリコーの価値を訴求するのに必要なスキルを中心にその領域を拡大する為には協働する個人、組織、会社を増やし続けることが必要です。プロフェッショナル認定制度は「スキルの見える化」と「成長の支援」の二軸で社員一人ひとりの成長を促進する仕組みですが、「認める文化づくり」に有効であると評価しております。
この文化が醸成されることにより、「モノ」と「コト」、そこに「ヒト」が繋がり、競争優位性の高い新たなサービスやビジネスモデルの実現をももたらしてくれます。

(プロフェッショナル認定制度の現場での運用において)日々の業務や業績も問われる中で、管理する現場従業員に対し、どのような時間や環境への配慮をされていますか。
メンバーにはモバイルワーク、サテライトオフィスなどにより効率的な活動を推奨しております。
またミーティングなどにおいても「報告・連絡・相談」は「過去・現在・未来」とも取れますので過去(報告)にかける時間は短く、未来(相談)にかける時間は長くするように心がけております。
そして未来のフィールドである市場は学びの場です。効率よくスキルを身につけるには「現場」での実践です。環境として、プロ化にはメンバーそれぞれの「コミュニティ」をひろげてあげることも必要と考えており、リーダーとして顧客を軸にその機会をつくってあげることを心がけております。

プロフェッショナル認定制度が、管理されている部門に与えた効果は何ですか。
競争と協調の統合による「チーム力(組織力)の向上」です。
まず道標が定まることにより自身の価値を高めることへの意識が向上します。一律で同じものを学んで身に付けるのではなく、目指すべき指標にもとづきプロ化し、それぞれが「強み」を持つ。メンバー間の相互理解、そこから生まれるコミュニケーションの活性化、そしてスキルトランスファーしスパイラルアップしていく。自身の価値は一人ひとりで上げていくのではなく組織で上げていくということを実感しております。そしてそれはメンバー一人ひとりが描く明るい展望に繋がっていると信じております。

参考動画:

同社では、プロフェッショナル認定制度の社員への浸透や、マインドの共有のため、下記の動画を作成し公開しています。

出典/プロフェッショナル認定制度:リコー公式チャンネル RICOH CHANNEL