新着情報

CompTIA IT Industry Outlook 2019: "ネクストビッグシング"は、テクノロジーの構成要素、人、プロセスの融合の道を開く(CompTIA米国本部調査)

2019/02/21

~CompTIAは、2019年に4%の業界成長を予測/12の注目トレンドを特定~

昨今のイノベーションの速度、範囲、そしてアクセシビリティは、組織に、拡大し続ける数々のデジタルトランスフォーメーションツールを提供している。しかし、それはまた、テクノロジー、人、プロセスの統合において新たな課題をももたらす。これは、CompTIAが発表した「IT Industry Outlook 2019」で検討された重要なテーマの一つでもある。


イノベーションの強みを受け、CompTIAはグローバルでの業界成長を4%と予測、6.4%の上昇の可能性を示した。反対に、国際貿易の混乱によって悪化した景気後退が、成長予測をそのローエンド予測である1.5%まで押し下げる可能性もある。米国市場の成長の見通しは、グローバルの予測と一致している。

「今まさに次のイノベーションの波に乗りだすエキサイティングな時です。テクノロジーはかつてないほど利用しやすくなっており、組織を構築し成長させる多くの機会が存在します。」CompTIA CEO Todd Thibodeauxは言う。

「可能性が大きい一方で、たくさんの課題や不安も考えられます。」Thibodeauxは続ける。「CompTIAのミッションは、テクコミュニティや、既存そして未来のワークフォースと協力することで、イノベーションの可能性をテクノロジーユーザーにとってベネフィットとなるよう現実化することです。」 

本調査内で、業界エグゼクティブが今後の成長を牽引するものとして、新しい顧客層に参入する(彼らの)能力、新事業の販売成功、新興テクノロジー分野などでの新製品の立ち上げなどの要因が挙げられている。

CompTIAのIT業界における景況感指標は、依然として堅調に推移しているが、業界エグゼクティブらには多くの懸念がある。顧客支出の弱さに対する通常の懸念以外に、成長を妨げかねない要因として、金融危機、政府の混乱、マージン圧力などの予期せぬ打撃の可能性を挙げている。

CompTIAの2019年に注目する12のトレンド

CompTIA IT Industry Outlook 2019では、今後1年間でテクノロジーの展望、ワークフォース、ビジネスモデルを形作る12のトレンドを掘り下げている。

1. クラウド、エッジ、5Gが、現代の経済インフラを形成
2. IoTとAIが、アンビエントコンピューティングに新たな可能性を開く
3. 分散型テクノロジーモデルが、既存の構造に挑む
4. スタッカブルテクノロジーは、デジタル化の取り組みを高める
5. 新興テクノロジーのビジネスは、販売チャネルの再改革を促す
6. ハイパーパーソナライゼーションは、カスタマーエクスペリエンスを次のレベルに引き上げる
7. パートナーシップは、新しいテクエコシステムの溝を埋める
8. 持続的なテクワーカー不足が、新しいクリエイティブソリューションを促進する
9. デジタルヒューマンモデルが、明日の職場を形作り始める
10. テクプロフェッショナルは、予期せぬ結果を防ぐ上で先導的な役割を担う
11. ハイテクはローテクへと次第に変換
12. グローバルなテクハブが、イノベーションの要素を浮彫にする

「今年のトレンドは、テクノロジーを全体的に考えることの重要性を再確認するものです。」CompTIA リサーチおよびマーケットインテリジェンスのシニアVPであるTim Herbertは述べている。「"ネクストビッグシング"の議論には余地がありますが、ほとんどの組織はまず、インフラストラクチャ、アプリケーション、データ、サービスとしてのモデルにわたるテクノロジーの構成要素が、どう適合するか理解する必要があります。」


調査報告書の全ページは、以下米国本部ウェブサイトより閲覧が可能(英版版)。日本語版は、日本支局ウェブサイトにて公開予定。https://www.comptia.org/resources/it-industry-trends-analysis