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ITジェネラリスト vs. ITスペシャリスト:その選び方(CompTIA米国本部ブログより)

2020/04/15

米国本部ブログ: IT Generalist vs. IT Specialist: How to Choose


decision.pngすべての職場にもいわゆるなんでも屋といわれる人がいます。あらゆる事について多少なりとも知識を持つITジェネラリストは、情報通と称され、非常に幅広い知識ベースを持っています。おそらくあなたが知っているITプロフェッショナルが思い浮かぶかもしれません、それはあなた自身かもしれません。さまざまな領域に関する知識を持つのは素晴らしいことですが、一方で、特定の領域に特化した知識を深める方がよいという意見もあります。ITジェネラリストとITスペシャリストを比較することで、あなた自身どちらに向いているのか検討してみましょう。CompTIAの調査 IT Industry Outlook 2020では、それぞれのパスの利点を理解するうえで役立つIT業界に関するさまざまな情報を明らかにしています。

ITジェネラリストであることのメリット
1. 多才なスキルセットを持つ
ITジェネラリストとして、あなたの多様性は雇用主にとって素晴らしい素質です。どんな課題でも相談できるITプロフェッショナルは、職場で高く評価されます。IT Industry Outlook 2020調査によると、企業は幅広いスキルを満たすという課題に直面しています。従って、もしあなたが、サーバールームの再配線や、サイバー犯罪対策、新入社員の採用を支援できるタイプのITプロフェッショナルであれば、専門分野を持つ志願者よりも固有な価値を提供できることとなります。

2. 柔軟性と信頼性を提供する
プロジェクトのえり好みする人と一緒に働くことは容易ではありません。しかし、ITジェネラリストとして、あなたは柔軟性と信頼性を提供します。迅速に行われるべき作業が発生した際は、頼りになるプロフェッショナルは大きな信用を与えます。IT Industry Outlook 2020調査では、ITマネージャが求めている上位スキルの一部に以下が挙げられています。
チームワーク: 幅広い知識を持つことで、組織のさまざまなプロジェクトに関わることが可能となり、優れたチームプレーヤーとなります。
スキルの幅: ITマネージャは、日常業務の課題を軽減することから、幅広い能力を持つことは価値があると述べています。

3. 小規模のIT部門を持つ企業にとって貴重な人材となります
小さな会社は予算に制限があることから、各分野を専門とするITプロフェッショナルを雇うことが難しくなります。ITジェネラリストであることが、さまざまなスキルセットが貴重となる小さな会社にとってより魅力となります。 また、ITのさまざまな側面において経験を積むことも可能です。

ITスペシャリストであることのメリット
1. スペシャリストであることはプライスレスです
特定の領域に特化しているITスペシャリストは、技術の内外を知ることから問題解決に関して大きなアドバンテージとなります。また専門家として、業界の今後の変化においても潜在的に予測することができます。IT Industry Outlook 2020調査では、ITマネージャは次のスキルを求めていることがわかっています。
特定分野でのスキルの深さ: あなたは1つの専門分野をマスターしているため、専門分野におけるITプロフェッショナルを探しているITマネージャには好印象となります。
問題解決: 詳細なスキルを備えていることから、特定の問題が発生した際には組織の優れたリソースとなり、問題解決の能力が高まります。

2. 専門化がトレンドのようです
IT Industry Outlook 2020調査では、トレーニングと認定資格の取得が重視されると予測しています。調査によると、ITプロフェッショナルの48%が、現在専門とする領域でのテクニカルスキルの構築を計画していて、45%が新しい領域でのテクニカルスキルの構築を計画しています。ITには多様な分野があるため成長の余地は十分にあります。例えば、すでにクラウドを専門としていても、サーバー管理など新しい専門分野に足を踏み入れようとしていたとしても、特定のスキルを極める機会は存分にあります。

3. 組織の時間とコストを削減します
専門家は、知識レベルが高さから効率よく仕事をこなすことができるため、時間とコストの削減に貢献します。また、役割におけるトレーニングの数が少なくなる傾向から、より生産性ある業務が可能になります。業務の質を保証することで、組織の他の人々のストレスを軽減することにつながります。

それぞれの選択肢には長所と短所があります。ITプロフェッショナルは、どちらが適しているのか検討することは重要ですが、必ずしも永久的な決定とする必要はありません。すべての要素を検討した後、あなたはどちらのタイプに当てはまると思いますか。