CompTIA日本支局は、2021年に20周年の節目の年を迎えました。
これを記念して、CompTIAを開設当初よりサポートいただいている企業や学校機関、パートナー企業の皆様にアンケートを実施いたしました。
今回のアンケートは、富士フイルムビジネスイノベーションジャパン 神崎様よりご回答いただきました。神崎様は、CompTIA認定資格試験の開発メンバーとしてもご協力をいただいています。
ありがとうございます!
CompTIA日本支局:
CompTIA認定資格への取り組みを始められて何年程経過されましたか。
神崎様:
15年程になると思います。
CompTIA日本支局:
最初に、CompTIAをお知りになったきっかけを教えてください。
神崎様:
社内職層任用資格の検討においての調査のためです。
私たちのサービスで必要なのは、いかにお客様の業務と連携できるかを考えることです。ネットワークやサーバ、セキュリティの知識を強化できれば、もっとお客様の環境を理解でき、お客様への具体的なソリューションが見えてきます。この強化の一環で、CompTIA認定資格を検討したのがきっかけです。
CompTIA日本支局:
CompTIA認定資格の最初の印象を教えてください。
神崎様:
ベンダーに依存しない幅広い知識を問われる認定資格と思いました。
CompTIA日本支局:
長年ご存じの中で、CompTIAの変わらないところを教えてください。
神崎様:
タイムリーに必要とされる知識を問われる事とバランスの良さです。
会社としては認定資格の取得は、対外的にアピールするよい材料となります。そして、エンジニアにとっては、それぞれの人材がどのようなスキルをもっているかを示せる材料となります。
CompTIA認定資格は、個人の経験値や暗黙知ではなく共通の指標として測ることができると思っています。具体的に、大きなプロジェクトでの人材を決定する際に、共通言語として資格を取得しているということで人材を決定しているなどで利用されていることも多いと思うので、いつまでも資格の軸を変えないでほしいと思います。
CompTIA日本支局:
反対に、CompTIAの変わったところを教えてください。
神崎様:
価格がやや高くなり受験ハードルがあがった気がします。
CompTIA日本支局:
何か思い出に残っていることがあれば教えてください。
神崎様:
Network+においての満点取得!
私の場合、一般的な複合機の保守エンジニアを経験した後、社内でPCやネットワークのマルチベンダーサービスに関する人材強化の流れでスキルを習得しました。その後、様々なベンダー資格を取得してから、Network+にチャレンジしました。
Network+は、ある領域や機能に特化しているのではなく、ネットワークの根幹となるものを聞いてきますし、またサービスを提供する上で客観的に答えられる問題が多かったですね。
CompTIA日本支局:
今後、CompTIAに期待していることがあれば教えてください。
神崎様:
変わらずグローバルでの共通のモノサシとしての認定資格、ベンダーに依存しないことです。
CompTIA日本支局:
CompTIA日本支局へのメッセージなどありましたらお願いします!
神崎様:
20周年おめでとうございます! 日本国内にベンダーに依存せず、国家資格でもないIT系の認定資格として大変貴重な役割であると感じております。 今後弊社でも活用度を高めていきたいと考えておりますので引き続きよろしくお願いいたします。
CompTIA日本支局:ありがとうございました!