板見谷 剛史
1964年以来、57年ぶりのオリンピックが東京で開催されています。難しい状況ではありますが、選手のみなさんのがんばりに元気をもらっています。
白熱するサッカー日本代表の試合を見ながら、私自身が、Jr.サッカーのコーチをしていたころを思い出しました。最近読んだ本で、欧州と日本ではJr.サッカーの指導法に違いがあることを知ったのですが、今回はこの指導法と紐づけて、CompTIA認定資格の役割を例えてみます。
サッカーは目まぐるしく攻守が変わります。欧州ではそれに対応するため、"攻守の原則を体系化した「型」「プレーモデル」が必要"と考え、それらを若いうちに習得します。つまり、まずは攻撃、守備、共通の原則、セットプレイの原則等「プレーモデル」「型」を習得します。その後の成長で、創造力や主体的な判断でそれらを取捨選択できるようになり、「状況に応じてアジャスト」できるようことを期待しています。
対して日本では、子供の時は教えすぎず自由に個人技を磨く傾向があります。9~12歳はゴールデンエイジと言われ、多くの個人技を身に付けることを重視します。私も、それぞれの特徴にあった、子供達がストレスなく得意技が披露できるポジションを選んで、極力自由にプレイできる環境を創っていました。中学までは比較的自由な環境に身を置き、その後子供たちが高校に進学してから、チーム戦術を学びます。この場合、ベースとなる「プレーモデル」「型」が定着していないので、状況に応じて対応できないことが課題になるというのです。
これを踏まえて、CompTIAの資格の役割を考えてみたいと思います。
ITトレンドは目まぐるしく変わります。まさに攻守が目まぐるしく変わるサッカーのよう。CompTIA認定資格は、ハード、OS、ネットワーク、セキュリティ、クラウドなど、業務の「一人前の基準」となる知識やスキルを体系化しています。例えると、それは「プレーモデル」「型」です。
CompTIA認定資格を取得することで、「状況に応じてアジャスト」できる前提を備えることができます。つまり、その後の実践環境で必要な知識やスキルを取捨選択し、ベストプラクティスを導けることが期待できます。
これからも私共は、CompTIA認定資格を通して、皆さんの質の高い業務を支援して参ります。
【CompTIA認定資格の種類と概要】
https://www.comptia.jp/certif/comptia_certification/