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専門家から聞くCompTIA Server+のここがおススメ:Interview with CompTIA SMEs

2022/02/08

2021年11月22日より、CompTIA Server+(SK0-005)日本語試験が配信開始となりました!CompTIA Server+は、データセンターだけでなく、オンプレミスやハイブリッド環境でのサーバーのインストール、管理、トラブルシューティングを行うITプロフェッショナルの実務スキルを評価する認定資格です。

CompTIA Server+に関する質問については、ブログ CompTIA Server+(SK0-005)日本語試験配信開始:あなたの疑問に答えます にてご紹介させていただきました。

本ブログでは、同じ質問のいくつかを、Subject Matter Expert(SME)永井 勝様にお伺いしています。専門家の視点から見たCompTIA Server+の魅力とは?ぜひご覧ください。



専門家から聞くCompTIA Server+のここがおススメ



● CompTIA Server+がユニークである理由(40秒~)
他のCompTIA認定資格試験と同様に、特定の製品やサービスに依存しないため、CompTIA Server+においても「サーバー管理の普遍的スキル」が評価されます。また、試験では従来の選択式の設問に加え、シミュレーション環境において設定やトラブルシューティングを実施するという形式で、「実務スキル」が評価されます。
今回、6年振りの改訂となりますが、その頃からICT環境は大きく変化しています。その要因の一つは、クラウドの出現です。以前は、情報システムはオンプレミス環境で構築・運用されることが一般でしたが、2006年にAWSが開始され、その後2010年頃を境にクラウド化が加速しました。近年ではオンプレミス環境に加え、クラウドを利用したハイブリッドサーバー環境で情報システムを運用している組織が増えています。また、クラウド環境のみという組織もあるのではないでしょうか。一方クラウドベンダーは、そのニーズに応えるため膨大なハードウェアをデータセンターを運営してクラウドサービスを提供しています。こうした環境の変化に対応するために、サーバー管理業務も従来のオンプレミスに加え、クラウドを含む新しいスキルや知識が必要となります。今回のCompTIA Server+の改訂はこれらの最新事情が取り入れられています。

● 現行バージョンとの違い(3分30秒~)
改訂の注目点としては、出題のターゲットをサーバー管理者により明確に絞った出題範囲の構成が挙げられます。受験の際は、試験出題範囲をしっかりと確認することが合格への近道となります。また、出題範囲を改訂前と比較すると「~を説明できる」「~を比較対照することができる」といった知識ベースの項目に加え、「与えられたシナリオに基づいて〇〇できる」といったより実践的スキルが求められる項目が多くなっていますので、知識に加え実務によって理解を深めることが合格のカギとなります。クラウド環境の拡大や、データセキュリティの重要性の高まりに伴って新たに追加された項目のいくつかを紹介します。


● CompTIA Server+を取得するメリット(7分~)
CompTIA認定資格は国内外で通用する資格であるという点です。多くの企業で推奨資格として採用され、雇用の際の採用条件としているところもあります。実務に直結する資格ですので、これまでオンプレミスでサーバー管理業務に従事していたという方は、クラウドとのハイブリッド環境に対応していく必要があるでしょう。また、最近サーバー管理業務に従事された方は、物理サーバーの経験が少ないこともあるかと思います。CompTIA Server+は、最新事情に対応すために必要なスキルが習得できる点において非常に優れた資格ではないでしょうか。

● 認定資格取得を目指す方へ(7分50秒~)
これから受験される方へのメッセージです。CompTIA Server+は、ハードウェア、ストレージ、OSやソフトウェア、ネットワーク、セキュリティと幅広く学習することになります。その過程で、確実に知識やスキルを得ることができますし、サーバー管理業務の実践力向上につながります。サーバー管理業務に従事されている方は、ご自身のスキルの確認ツールとして、これから従事される方や管理者を目指される方は、知識とスキルアップのツールとしてCompTIA Server+を活用していただければと思います。