CompTIAでは、2017年より「Stackable Certification」が導入されているのをご存じでしょうか。
「Stackable」とは、「積み重ねられる」といった意味があります。IT系のみなさまは、スタッカブルハブといった言葉をよく耳にすることがあるかもしれません。
CompTIA認定資格は、個々の認定資格でのスキルを育成するだけではなく、企業や自身がかなえたいキャリアパスでのスキルを認定資格の取得を通して習得することが可能です。
そして、このキャリアパスに沿って、複数のCompTIA認定資格を取得された際には、別の証明が付与されます。
それは、まさに下図のゲームのキャラクターのように、最初は「剣」一つしか身に着けていない騎士が、もう一つの武器である「盾」を身に着け、そして「騎馬」を手にするようなイメージです。できることも増えてきますよね。
■ CompTIA Stackable Certificationの種類と概要
それぞれのStackable Certificationを細かく見てみましょう。
● CompTIA Infrastructure Career Pathway
CompTIA Infrastructure Career Pathwayでは、CompTIA A+を中心とした、オペレーションやサポートのスキルを証明する2つのStackable Certificationが、そして、CompTIA Network+を中心とした、インフラ構築や運用のスキルを証明する3つのStackable Certificationが用意されています。
● CompTIA Cybersecurity Career Pathway
CompTIA Cybersecurity Career Pathwayでは、CompTIA Security+を中心にクラウドやセキュリティ分析、ネットワークセキュリティといったさまざまなセキュリティ分野でのスキルを証明する7つのStackable Certificationが用意されています。
これからのご自身のキャリアパスから、次にどんな認定資格が必要かイメージしてみてください。
■ 複数のIT認定資格を取得するメリットとは
複数のIT認定資格を取得することで、自身の市場価値はもちろん上がります。
ある調査では、取得している認定資格と給与は、比例すると報告されています。
また、異なる分野の認定資格を取得することは、自身のプロフェッショナルとしてのスキルの深さと幅を広げることができます。