IT業界とITプロフェッショナルのための非営利団体であるCompTIA(本部:米国イリノイ州/日本支局長 Peter Schalkwijk)は、1月27日(金)に開催する「CompTIA人材育成サミット 2023」において、組織のデジタルトランスフォーメーション(DX)とワークフォースのリスキリング/アップスキリングをテーマに、企業のデータセントリックのアプローチに関する講演を行います。
CompTIA人材育成サミットでは、リスキリングやアップスキリングを通じて、将来を見据えた人材育成を実施している企業からの講演をはじめ、CompTIAからは、Chief Technology Evangelist James Stanger, PhDが講演を行います。
「企業は、もはや従来の常識や典型的なビジネスサイクルのみに従っていてはビジネスができなくなるでしょう。その代わりに、今後、企業は、データを実用的な情報に変えられるスキルを持つ人材を有し、真のデータドリブンのビジネスを行える継続的なフィードバックループを作り出していくことでしょう。」とJames Stangerは述べています。
サミットでは、データドリブン組織の例として、ヘルプデスク管理者をデータアナリストに変えたマネージドサービスプロバイダーやデータ分析の原則を理解し採用することでより効率的、かつ効果的な稼働を可能にした政府機関、そしてデータマイニングの方法を理解することで真の脅威ハンターとなったサイバーセキュリティプロフェッショナルなどが紹介されます。
James Stangerによれば、データドリブン組織への変革には、デジタルに精通した人材が必要となります。
「例えば、サイバーセキュリティの分野では、組織は、セキュリティ分析のスキルをさまざまな職務で導入する必要があります。分析、調査、データという言葉が必要とされない職務でさえもです。残念ながら、分析のプロフェッショナルだけでは十分ではありません。」とJames Stangerは述べています。
企業は、データ管理の不備やデータ分析の不十分さによるデメリットを、さまざまな形で感じています。CompTIAの実施した調査に参加した企業の38%が「時間の浪費」を主な理由として挙げています。その他のデメリットとしては、新たな顧客層を開拓できないこと(29%)、非効率な意思決定とスピード感の欠如(29%)、非効率による利益率の低下(27%)などが挙げられています。
データ分析の重要性が高まる中、CompTIAは、CompTIA Data+認定資格を通じて、データ関連のスキル育成をサポートしています。
CompTIA Data+は、ビジネス上のデータドリブンの意思決定を促進するために必要なスキルを育成し、キャリアを構築していく認定資格です。これらのスキルには、データドリブンの意思決定をサポートするためのデータマイニング、データ操作、視覚化、レポート作成、データの保護などが含まれます。
詳細については、以下のCompTIA Data+サイトをご覧ください。
https://www.comptia.jp/certif/dataalytics/comptia_data/
【CompTIA(コンプティア)について(https://www.comptia.jp)】
1982年、様々なIT規格の標準化を提言するため、ITベンダーとパートナー企業がオープンな対話を行う場となるべくグローバルなIT業界団体としてシカゴで設立。1990年、IT業界の活動を反映するべく、名称をCompTIA(the Computing Technology Industry Association)に変更。欧米を中心とし10拠点に拡大し、2001年4月にCompTIA日本支局を設立しました。
CompTIA は、世界経済を支えるテクノロジーの設計、実装、管理、保護に携わる約7,500万人の業界やプロフェッショナルに支えられる5 兆ドル規模のグローバルなITエコシステムの声を代表しています。CompTIA は、教育、トレーニング、認定資格、慈善活動、市場調査などを通じて、業界の成長を促進し、高度なスキルを持つワークフォースの育成、テクノロジーによってもたらされる機会や利益がすべての人にもたらされる環境作りに尽力しています。
【本件に関するお問い合わせ先】
CompTIA日本支局 https://www.comptia.jp/ 担当:吉村 睦美
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