米国本部ブログ: The New CompTIA Project+: Your Questions Answered / 5 Jobs You Could Get With CompTIA Project+
2023年6月13日にCompTIA Project+(PK0-005)日本語試験が配信されました。本ブログでは、改訂試験に関するご質問の回答をご案内します。
Q: CompTIA Project+試験が改訂されるのはなぜですか?
CompTIA Project+認定資格は、問われるスキルが適切かつ最新の手法や技術に対応することを確実にするため更新されました。それは、業界のニーズを満たすものであり、ITプロフェッショナルはどのような仕事でも必要なプロジェクトマネジメントスキルを備えることができるようになります。CompTIA Project+(PK0-005)は、現行試験と同様に、プロジェクトマネジメントのプロフェッショナルに不可欠な基本的な知識とスキルを提供します。
Q: 改訂CompTIA Project+試験の内容は?
CompTIA Project+(PK0-005)は、実践的なエントリーレベルのプロジェクトマネジメントスキルを修得したいITプロフェッショナルに最適な認定資格です。特定の方法論やフレームワークの範囲を超えたプロジェクトマネジメントの本質的概念を網羅していることから、他の認定資格に比べて汎用性の高さが特徴です。CompTIA Project+は、ITプロフェッショナルが小規模から中規模のプロジェクトを管理するための基本的な概念を提供します。
プロジェクトマネジメントに関連する従来のトピックに加え、改訂CompTIA Project+試験では、小規模かつ複雑度の低いプロジェクトを管理するためのスキルに重点を置き、プロフェッショナルが以下を行う上で必要な知識とスキルを有することを評価します。
● プロジェクトのライフサイクルの管理
● 小規模から中規模のプロジェクトの実施
● リソースやステークホルダーを管理し、プロジェクト文書を維持管理しながら、適切なコミュニケーション計画を確立する
● IT環境におけるより大規模なプロジェクトの完了をサポートする
出題範囲のダウンロードは、こちらの概要ページから
Q: CompTIA Project+の試験には、どのような問題が出題されますか?
CompTIA Project +では、全部で4つのドメインを網羅しています。
1.0 プロジェクト管理の概念 33%
2.0 プロジェクトライフサイクルの段階 30%
3.0 ツールと文書化 19%
4.0 ITとガバナンスの基本事項 18%
Q: CompTIA Project+を選ぶべき理由は何ですか?
CompTIA Project +は、ベンダーニュートラルの認定資格です。それは、試験が特定の技術に限定することなく、複数の技術や手法を網羅することを意味します。ベンダーニュートラルであることは、ITプロフェッショナルがどのような環境でも重要業務が遂行できることを保証するものです。そのような認定資格を保有するITプロフェッショナルは、問題解決のアプローチにおいて複数のソリューションを考えることができるため、より柔軟で適応力のある人材といえます。
PK0-005英語試験には、受験者のタスク完了までの手順を示することが求められるパフォーマンスベーステストの設問が含まれています。※日本語試験には、パフォーマンスベーステストの設問は含まれません。
Q: CompTIA Project+試験の費用はいくらですか?
一般価格は、46,284円(税込み)です。CompTIAメンバーやCAPPパートナー/CAPP Academicパートナーは、ディスカウント価格が適用されます。※2023年6月現在
Q: CompTIA Project+の試験準備はどのようにすればよいですか?
まずは、試験の概要ページから出題範囲をダウンロードし、どのようなトピックが網羅されているかを確認してみましょう。類似問題では出題サンプルを確認することができます。また、CompTIAではトレーニングソリューションも提供しています。
CompTIA CertMaster Learn
CertMaster Learnは、自学で学習計画を立てて進める上で効果的なインタラクティブな教材が使われ、パフォーマンスベースの設問の準備もできます。※英語のみ/2023年6月現在
CompTIA Labs/CertMaster Labs
CompTIA Labsは、ブラウザーベースでバーチャル環境のハンズオントレーニングを提供する画期的なトレーニングツールです。認定資格の出題範囲からより実践的なトレーニングが必要とされるトピックスについて、バーチャル環境を通して学習することができます。※英語のみ/2023年6月現在
CompTIA CertMaster Practice
CertMaster Practiceは、知識を整理し、認定資格試験への準備を確認するラーニングツールです。CertMaster Practiceは、習得できているところとできていないところを明確にし学習を進めることで、自信をもって試験を受けることができます。※英語のみ/2023年6月現在
Official CompTIA Study Guides
Study Guide出題範囲がすべて網羅されたテキストです。eBookと書籍の形態で提供されています。全てのトピックスは、実際の業務で発生するようなトピックスに関連していて実務的なスキルを習得することが可能です。※eBook日本語版は、2023年6月13日より発売開始
Q: CompTIA Project+の試験準備にはどれくらいの時間が必要ですか?
準備時間は、業務やIT経験によって異なります。CompTIA Project+を受験するにあたり前提条件はありませんが、プロジェクトマネジメントの12か月程度の実務経験で得られる知識やスキルを目安に設計されています。
プロジェクトマネジメントの実務経験がない方は、試験で問われるスキルの学習に時間を当てることをお勧めします。こちらの概要ページから、出題範囲のダウンロードし、学習の必要があるトピックを確認しましょう。
Q: CompTIA Project +(PK0-004)はいつまで受験できますか?
CompTIA Project +(PK0-004)英語試験は、2023年5月9日に配信が終了しています。日本語試験については、スケジュールが決まり次第、こちらの概要ページにてご案内いたします。
Q: CompTIA Project +(PK0-004)のための学習をしていました。CompTIA Project +(PK0-005)のための学習に変えるべきですか?
PK0-005の試験出題範囲を確認し、学習済みの内容を照らし合わせ、確認することをお勧めします。受験までの時間と知識習得の度合いを確認しながら、改訂試験(PK0-005)に変更するかをご検討ください。PK0-004試験の配信終了日にご注意ください。
Q: CompTIA Project +(PK0-004)の試験バウチャーを持っています。未使用である場合、PK0-005の試験に使えますか?
はい。PK0-005の試験に使うことができます。
Q: CompTIA Project +を取得後の有効期限はありますか?
CompTIA Project +認定資格は、生涯認定となります。そのため更新の必要はありません。
広がるキャリアの選択肢
Q: CompTIA Project+の取得でどのような仕事に就くことができますか?
プロジェクトマネジメントの需要は高く、IT関連の求人情報の25%にプロジェクトマネジメントのスキルが記載されていることからも、このようなスキルを持つ人材が年々求められていることがわかります。調査によると、2030年までに新たに2,500万人のプロジェクトマネジメントプロフェッショナルが必要になると言われており、IT採用担当は、プロジェクトに参画し、レポートを作成し、ITプロジェクトチームとコミュニケーションが取れるITプロフェッショナルを必要としています。
プロジェクトマネジメントスキルを自身の職務に活用したいとお考えの方は、CompTIA Project+がお勧めです。CompTIA Project+認定資格は、初期キャリアのプロジェクトマネージャーに必要なスキルと知識を評価します。
プロジェクトマネジメントのスキルはあらゆる職種で活用することができます。CompTIA Project+を取得することでITプロフェッショナルはどのような仕事に就くことができるのか、詳しく見ていきましょう。
1. プロジェクトコーディネーター
コミュニケーション能力とプロジェクトマネジメントスキルを活かした、チームワークの調整、プロジェクト詳細の体系化、プロジェクトマネージャーのサポートなどに興味がある方は、プロジェクトコーディネーターのキャリアが次のステップかもしれません。
プロジェクトコーディネーターは、エントリーレベルのポジションで、プロジェクトの段階を調整する、タスクや予算の達成する、といったITプロジェクトマネージャーの業務をサポートします。
プロジェクトコーディネーターは、以下を行うことでプロジェクトをサポートします。
● プロジェクトの範囲、開始、終結が決まっているプロジェクトにおいて、チームワークを調整する
● プロジェクトマネージャーをサポートする
● プロジェクトチームの活動やコミュニケーションの調整
● ミーティングの調整、プロジェクト予算とスケジュールの管理
● 契約書、ファイル、報告書の整理
● 建設やITなどさまざまな業界におけるプロジェクトの実施
2. クオリティアシュアランス(品質保証)アナリスト
ソフトウェアのテスト計画の策定や実行に興味があり、問題解決を得意とする方は、クオリティアシュアランス(品質保証)アナリストが向いているかもしれません。
クオリティアシュアランス(品質保証)アナリストは、以下のような業務を通して組織をサポートします。
● 新しいソフトウェアのテスト計画の策定、シナリオや手順の作成
● プロジェクトのリスクを特定し、そのリスクを最小化するための手順を提案する
● 手動または自動プログラムを使用したソフトウェアテストや探索的テストの実施、その結果の評価
● ソフトウェアの不具合や問題を文書化し報告する
3. ティア2 ITサポートテクニシャン
ティア1 ITサポートテクニシャンとしての業務経験を積むとティア2に進むことができます。ティア2では、ITの技術的な側面とカスタマーサービスの実務的な側面を見ながら、より複雑で難しい課題に取り組みます。ティア2のITサポートテクニシャンは、ティア2ヘルプデスクテクニシャン/アナリスト、あるいはティア2システムサポートテクニシャンとして掲載されることもあります。
このポジションのITプロフェッショナルは、以下のような業務を通して社内外のクライアントをサポートします。
● ティア1からエスカレーションされた、システムやアプリケーションに関する詳細な知識を必要とする複雑な問題を解決する
● 既存の機器やプログラムをテストすることで、システムの機能を維持する
● 新しいシステムおよびソフトウェアの試用
● ハードウェアやソフトウェアの適切な使用方法についてユーザーをトレーニングする
● ティア1のサポートテクニシャンの管理およびトレーニング
4. システム管理者
コンピュータネットワークの日々の運用やITシステムの運用に興味がある方は、システム管理者が向いているかもしれません。
システム管理者の業務には、次のようなものがあります。
● 組織のハードウェアとソフトウェアが意図した通りに動作していることを確認する
● 組織をサポートするために必要なすべてのアプリケーションをインストールする
● 新しいソフトウェアがリリースされた際のシステムのアップデート
● ユーザーアカウントとアクセスの管理
5. ビジネスアナリスト
ビジネスアナリストは、企業を観察し、改善の機会を探します。面談の実施や、ミーティングの観察、データの分析などを通じて、組織が問題を特定し、解決策を議論し、変革を実行するのを支援します。大局的な問題解決への取り組みに興味がある方は、ビジネスアナリストのキャリアが次のステップかもしれません。
ビジネスアナリストは、以下のような業務を通して組織をサポートします。
● ビジネスプロセスを分析し、自社の技術が業務に適していることを確認する
● ステークホルダーの目標を理解し、進捗の追跡方法を導入する
● データ分析の解釈し、ビジネス上の意思決定に役立てる
学習を始める準備は整いましたか?認定資格の概要や、出題範囲のダウンロードは 改訂CompTIA Project+の概要ページから!