米国本部ブログ: The New CompTIA DataSys+: Your Questions Answered
CompTIAでは新資格CompTIA DataSys+日本語試験を12月5日にリリースしました。本ブログでは、この新試験に関して多く寄せられたご質問の回答をご案内します。
Q: CompTIA DataSys+とは?
CompTIA DataSys+は、データ管理のプロフェッショナルが、セキュアに、正確かつ効率的に業務を遂行するために必要とするスキルを証明する認定資格です。CompTIA DataSys+は、セキュリティと事業継続のベストプラクティスを実践しながら、データベース環境におけるスクリプトとプログラミングの基礎を採用することを含め、データベース管理者(DBA)がシステムを展開、管理、メンテナンスするために必要な知識とスキルを網羅します。
CompTIA DataSys+を取得することで、以下のような実践的な知識とスキルを習得することができます。
● 特定の組織のニーズを満たすデータベースの設計とモデル化
● データファイルの処理と構造化や、ルーチンの実行などのデータベースタスクの実行
● 最適なパフォーマンスを目的としたデータベースソフトウェアやツールのインストールと構成、メンテナンス
● 健全なセキュリティ、バックアップ、復旧ポリシーとプロシージャの確立と、メンテナンス
● ビジネスオーナーと協力してデータを実行可能なインテリジェンスに変換する
Q: CompTIA DataSys+試験の内容は?
CompTIA DataSys+試験では以下のようなトピックを扱います。
● データベース構造の種類
● コードの開発、変更、実行
● データ資産の収集、保存、活用
● データベースの計画と設計の比較対照
● データの実装、テスト、展開のさまざまなフェーズ
● データベースのパフォーマンスをモニタリングし、レポートすることの目的
● 一般的なデータベースのメンテナンスプロセス
● 重要となるドキュメントの作成
● ガバナンスと法令を遵守しながらデータベースをセキュアに維持し、攻撃から保護し、アクセスの制御を行う
● データのバックアップと復元のベストプラクティスを実装することで、インシデントに備えるとともに、インシデント発生の際に復旧する
※DS0-001日本語試験には、パフォーマンスベーステストの設問は含まれていません。今後、同設問が追加される場合がございます。あらかじめご了承ください。
これらスキルは、以下5つのドメインに分類されます。
データベースの基礎... 24%
データベースの展開... 16%
データベース管理およびメンテナンス... 25%
データおよびデータベースセキュリティ... 23%
事業継続... 12%
これらのドメインは、組織化されたデータベータ環境のさまざまな側面を管理するデータベース管理者の職務に関連します。出題範囲をダウンロードし、範囲となるトピックを確認してみましょう。
Q: CompTIA DataSys+試験の費用はいくらですか?
一般価格は、46,284円(税込み)です。CompTIAメンバーやCAPPパートナー/CAPP Academicパートナーは、ディスカウント価格が適用されます。※2023年12月現在
Q: CompTIA DataSys+の試験準備はどのようにすればよいですか?
まずは、試験の出題範囲のダウンロードからスタートして、類似問題も確認してみましょう。また、CompTIAではトレーニングソリューションも提供しています。
● CompTIA CertMaster Learn: インタラクティブなレッスンやビデオを使って、自身のペースで学習ができます。※英語のみ/2023年12月現在
● CompTIA CertMaster Labs: 実際のソフトウェアアプリケーションを使ったハンズオントレーニングを提供します。
● CompTIA CertMaster Practice: 知識を整理し、試験に向けた学習のレディネスが確認できます ※英語のみ/2023年12月現在
● The Official CompTIA Study Guide: eBookと書籍の形態で提供され、包括的に出題範囲を学習することができます。
CompTIAのラーニングソリューションは、CompTIA Storeにて購入可能です。
Q: CompTIA DataSys+の試験準備にはどれくらいの時間が必要ですか?
準備時間は、トピックに関連した既存知識や、データ管理における実務経験により異なりますが、CompTIA DataSys+は、データベース管理者としての2~3年の実務経験または同等の経験で得られる知識やスキルを目安に設計されています。また、30~40時間の学習時間を充当することをお勧めします。
Q: CompTIA DataSys+を選ぶべき理由は何ですか?
CompTIA DataSys+は、データシステムのスキルを習得し証明することができる唯一の認定資格です。
CompTIAの認定資格試験は、厳格なプロセスにより開発され、それにはITプロフェッショナルによる、特定の職務を遂行するために必要となる知識、スキル、能力を特定するためのワークショップなどが含まれます。そのため、CompTIA DataSys+で問われるトピックは、データベース管理者が有するべき知識、スキル、能力と一致します。
さらに、CompTIA DataSys+はベンダーニュートラルの認定資格です。つまり、特定のプログラムやツールに偏ることなく知識とスキルが習得できるため、さまざまな業務を遂行することができます。一方、ベンダー認定資格は、1つのプラットフォームにおける業務に備えるためのものです。
受験者メリット:
CompTIA DataSys+認定資格は、データ管理者の職務に適した「標準化されたスキルセット」を保有するという証明です。採用担当者には、業界のトレンドを把握し、組織のニーズに取り組むという姿勢/コミットメントを示すことができるでしょう。
雇用者メリット:
進化し成長するニーズにあわせ、CompTIAでは内部から人材を育成するための一貫したソリューションを提供します。教育プログラムに課題があり、データベース管理者の採用を検討している組織は、CompTIA DataSys+認定資格を活用することで人材のスキルを検証することができます。
DataSys+とData+の違いは?
DataSys+ | Data+ |
データベース管理者(DBA)または関連する職務として、データ管理の業務を行う初級から中級レベルのデータプロフェッショナルを対象とした認定資格 | データドリブン型のビジネス意思決定の構築と促進を職務とする、データアナリストプロフェッショナルを対象とした認定資格 |
データ管理におけるキャリアパスを目指すプロフェッショナル向け |
データ分析・解釈におけるキャリアパスを目指すプロフェッショナル向け |
CompTIA DataSys+認定プロフェッショナルは、データベース管理者(DBA)の役割を担う資格を有します。次のキャリアステップには、データエンジニアがあります。 |
CompTIA Data+認定プロフェッショナルは、データベース分析の役割を担う資格を有します。次のキャリアステップには、データサイエンティストがあります。 |
Q: CompTIA DataSys+の有効期限と更新方法は?
CompTIA DataSys+の有効期限は3年間です。CompTIA では、認定資格更新のためのさまざまな選択肢を提供しています。詳しくは、ウェブサイトの継続教育(CE)概要ページよりご覧ください。
Q: CompTIA DataSys+取得後のキャリアメリットは?業界の需要はあるのでしょうか?
データ管理の必要性がビジネス上の必須事項となるにつれ、データベース管理者はあらゆる規模、あらゆる業種の組織において一般的な存在となりつつあります。データベース管理者に対する需要の高まりは、次のような統計(米国)で証明されています。
● データベース管理は、2023年には雇用者数144,887人と推定される、実質あるテクノロジー職の一つです
● データベース管理者を対象とした求人件数は、過去12か月間で23,400以上ありました
● データベース関連のスキルを持つ人材を必要とする求人件数は、過去12か月間で210万以上でした
● データベース管理者のニーズは今後も増加し、2033年までに約163,000人に達すると予想されています
● 今後10年間のデータベース管理者の予測成長率は、全体の成長率を35%上回ります
ソース:CompTIA State of the Tech Workforce 2023 | U.S. Bureau of Labor Statistics | Lightcast
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