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ITトレーニングのROI:CompTIA認定資格が従業員のリテンションと仕事満足度に与えるプラスの効果(CompTIA米国本部ブログより)

2024/06/05

米国本部ブログ: The ROI of IT Training: How CompTIA Certifications Improve Employee Retention and Job Satisfaction


how-comptia-certifications-improve-employee-retention-and-job-satisfaction.pngスキルギャップとは、既存のスキルレベルと望ましいスキルレベルの「差」と定義されています。現在、ITスキルには大きなギャップがあり、あらゆる業界の組織に影響を及ぼしています。

テクノロジーは組織の成功には不可欠ですが、社内での活用度合いについて満足している組織リーダーは少ないのが現状です。CompTIAのIT Industry Outlook 2024では、企業の64%が技術的スキルのギャップを埋めるために「社内トレーニング」を行う予定であるとしていて、新規採用といった他の選択肢を大きくリードしています。

それを裏付けるように、一部組織では需要の高い技術職を埋めるために既存従業員のリスキリングを重視するも、多くの組織では既存従業員のトレーニングが有効という見方をしています。

あなたの組織のITスキルは、望ましいレベルにありますか?そうではない場合、IT問わずあらゆる人材に、認定資格などの継続的な学習の機会を提供することで状況が一変する可能性があります。

ITトレーニングが従業員のリテンション向上につながる理由
ITスキルギャップがもたらす悪影響の1つは、従業員のリテンション(定着)率の低下です。組織にとって、リテンション率が低い = 損失となります。

2022年のLinkedInの記事によると、米国の採用担当マネージャ全体の48%が、従業員の離職増加を報告しているといいます。同記事では、離職により各企業には年間57,150ドルのコストがかかり、23%の企業では、年間少なくとも100,000ドルの損失があるとも報告されています。

離職に伴う影響は組織だけではなく従業員にも及びます。退職した従業員がかつて担当していた業務を、残る従業員に負わせることとなります。そして、従業員の士気の低下や企業文化に対するマイナスな影響が生じます。これは、離職率のさらなる上昇となり、悪循環を生み出します。

ITトレーニングを活用することで、従業員のリテンションを向上させることができます。35 Key Employee Training and Development Statistics(従業員トレーニングと能力開発に関する統計)によると、確かな学習文化を持つ組織では、リテンション率が30~50%向上するというデータがあります。記事によると、その理由は次の通りです。

● 従業員の45%が、専門能力の開発を優先してくれる会社には長く勤めたいと回答
● 従業員の92%が、従業員向けのトレーニングの提供があることで仕事への意欲が高まると回答
● 従業員の76%が、トレーニングの機会を積極的に求めている

つまり、ITトレーニングは従業員が必要としている「継続的な学習と能力開発」を提供することから、従業員の離職低下につながるということです。

ITプロフェッショナルに技術トレーニングを提供することは価値があります。CompTIA認定資格への投資は、組織と従業員の双方に多くのメリットをもたらします。

CompTIA認定資格の活用によるメリット
ITプロフェッショナルに、適切なトレーニングやCompTIA認定資格を提供することで、従業員のリテンションや仕事の満足度を向上させることができます。ですが、それだけに留まりません。CompTIA認定資格を活用するメリットには、以下が含まれます。

1. 従業員ロイヤルティの向上
従業員にCompTIA認定資格を取得する機会を提供することで、自身の価値を実感し、投資されていると感じることができます。当然ながら、組織に対する忠誠心とコミットメントの向上につながります。

2. 従業員のスキルアップ
CompTIA認定資格を取得する主な目的は、従業員のスキルレベルの向上です。そうすることで、ITスキルギャップや離職率が減少し、従業員の仕事に対する満足度が上がり、コスト削減につながります。

3. テクノロジートレンドの把握
ITのトレンドは日々変化します。CompTIA認定資格は、ITプロフェッショナルが最新のテクノロジートレンドやベストプラクティスを把握するのに役立ちます。IT従業員が最新のテクノロジートレンドを認識しているということは、組織全体の把握にもつながります。

4. コスト削減を促進
CompTIA認定資格は、従業員の仕事に対する満足度やリテンションを高めることができるため、コスト削減につながります。例えば、CompTIA認定資格の取得を推進する組織は、採用や新人研修にかかるコストを抑えることが期待できます。組織のリーダーは、社内採用が可能となることから、認定資格によるコスト削減の効果を高めることができます。さらに、認定資格を含むトレーニングプログラムを提供する組織は、利益率が24%高まるというデータもあります。

さらに、技術系従業員がCompTIA認定資格を取得することでITスキルギャップが解消され、さらには、サイバーセキュリティ、スタッフの生産性、顧客サービスやエンゲージメントの向上につながります。また、イノベーションや新製品の開発が促進され、新しいサービスや製品の市場投入までの時間を短縮することが可能です。

これらすべてのメリットは、CompTIA認定資格やその他ITトレーニングに対する優れた投資収益率(ROI)であるといえます。

CompTIAのトレーニングソリューションでITスキルギャップに取り組む
ITスキルギャップはその大きさにかかわらず、組織にとってマイナスでしかありません。多くの場合、スタッフの離職はコストを押し上げ、従業員の仕事に対する不満が募り、企業が対応せざるを得ない採用と新人研修の数を増やします。CompTIAのトレーニングソリューションを活用することで、組織のリーダーはITスキルギャップを埋めることができ、起こり得る問題を最小限に抑えることが可能です。

組織にとって、セキュリティ環境における変化や、テクノロジーの急速な進歩に遅れずに対応することは非常に重要です。組織は、CompTIAと連携して従業員にITトレーニングを提供することで実現することができます。CompTIAのトレーニングソリューションの活用による組織側のメリットには以下があります。

● ITスタッフが業務に必要となるスキルと認定資格を有していることを確実にする
● 従業員のスキルセットの幅が広がる
● サイバーセキュリティのリスクを軽減
● 従業員の生産性の向上
● スタッフの士気とリテンションの向上
● 連邦司令に対するコンプライアンスを確実にする
● IT人材を育成し社内登用を促進する
● 顧客エクスペリエンスの向上

CompTIAのラーニングソリューションを活用する組織は、データ分析やプロジェクト管理などの専門スキルを高めることで、従業員のキャリアアップを支援することも可能です。CompTIAのラーニングソリューションに関しては、こちらからご確認いただけます。