CompTIA Linux+は、Linuxで稼働するシステムの運用、管理を実施する管理者に必須とされるスキルを評価する認定資格です。
ベンダーニュートラルの資格として国際的に認知された資格であり、様々なLinuxディストリビューションを管理する上で共通して必要とされるスキルが網羅されています。
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CompTIA Linux+は、Linuxシステムのサポートを行うプロフェッショナルに必要なスキルを育成し、キャリアを構築していく認定資格です。
CompTIA Linux+は、Linuxシステムにおいて、セキュアな環境を維持し、クラウドでの運用を強化し、システムの稼働を維持するために必要となるスキルを評価します。改訂CompTIA Linux+では、ITプロフェショナルをはじめ、ソフトウェア開発者、サイバーセキュリティエンジニア、ペネトレーションテスターなどの職種においても、最新のLinux環境を構築、運用/サポートするために必要なスキルを身に着けていることを証明できるよう開発されています。
CompTIA Linux+は、Linux環境における業務に焦点をあてている唯一の認定資格です。他の認定資格とは異なり、CompTIA Linux+には、職務を遂行できるスキルを適切に評価するためパフォーマンスベースの問題が含まれています。CompTIA Linux+では、Linuxのすべての主要なディストリビューションに関連するタスクをカバーし、ベンダー/ディストリビューション固有の知識とスキルを習得する前に必要とされるスキルが網羅されています。Linuxディストリビューションの提供する認定資格を取得する上でのスキルパスとしても有効です。
CompTIA Linux+で修得できるスキル | |||
システム管理 | セキュリティ | ||
ソフトウェア、ストレージ、プロセス、サービスの構成と管理を理解し設定する | アクセス許可と認証、ファイアウォール、ファイル管理のベストプラクティスを理解する | ||
スクリプティング、コンテナ、自動化 | トラブルシューティング | ||
簡単なシェルスクリプトを作成し、基本的なBASHスクリプト、Gitを使用したバージョン管理、オーケストレーションプロセスを実行する | システムのプロパティとプロセスを分析し、ユーザー、アプリケーション、ハードウェアの問題をトラブルシューティングする |
出題範囲(試験名称をクリックすると「出題範囲(PDFファイル)」がダウンロードできます。) | |
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日本語 | CompTIA Linux+(XK0-005) |
CompTIA Linux+ XK0-005とXK0-004出題範囲の比較 | |
英語 | CompTIA Linux+(XK0-005) |
改訂CompTIA Linux+では、Linuxによりクラウドを強化する手法などに焦点をあてるなど、変わりゆく職務内容を網羅しています。
また、この試験には、Infrastructure as Codeやコンテナなど、ビジネスプロセスの自動化やオーケストレーションをサポートする最先端のテクノロジーが含まれています。
CompTIA Linux+ は、初級Linux サポートエンジニア、または初級クラウド/DevOps サポートエンジニアの職務において、Linux に関連する少なくとも12 か月で得られる実務経験を目安に設計されています。
CompTIA Linux+(XK0-005) | |
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1.0 システム管理 | 32% |
2.0 セキュリティ | 21% |
3.0 スクリプティング、コンテナ、自動化 | 19% |
4.0 トラブルシューティング | 28% |
試験情報 | |
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日本語配信 | 済(2023年3月1日より配信開始。2022年7月12日より英語試験配信開始) |
試験科目 | 1科目 |
試験番号 | XK0-005 |
制限時間 | 90分 |
問題数/出題形式 | 最大で90問 単一/複数選択、パフォーマンスベーステスト ※本試験には、パフォーマンスベーステスト(シミュレーション)が出題されます。 パフォーマンスベーステストの詳細については、こちらをご覧ください。 |
合格ライン | 100~900のスコア形式 720スコア以上 |
受験料 | CompTIA認定資格試験価格をご確認ください。 |
前バージョンの配信終了 | CompTIA Linux+ XK0-004日本語試験 2023年8月30日配信終了 |
CompTIA Linux+は、資格取得から3年間の有効期限が設定されいます。(2019年1月現在)
以下のいずれかの方法で、有効期限内の認定資格の更新が可能です。
CompTIA Linux+を更新することで、CompTIA A+が同時に更新されます。(2019年1月現在)
CEUの申請とCEプログラム費用が免除されるもの
・CompTIA Linux+改訂試験の合格
・CompTIA Linux+の上位資格にあたるCompTIA認定資格の取得
更新に必要な「50」CEUの申請/承認とCEプログラム費用が発生するもの
・CompTIA以外の承認されたIT認定資格の取得
・その他、CEUに対象となるアクティビティの実施
認定資格更新の詳細については、「CompTIA認定資格リニューアル/更新方法」をご確認ください。
CompTIA認定資格は、試験作成委員会が中心となり、ニーズ調査・職務分析・リサーチを経て、SMEと呼ばれる現場関係者により開発が進められます。
CompTIA Linux+は、以下のIT業界からのSMEのサポートにより開発されました。
■米国SME(米国本部/一部抜粋)
Amazon Web Services | Microsoft |
Samsung Electronics PH Corporation | Secure-24, an NTT Communications Company |
Southeastern Louisiana University | US Dept. of Navy |
Vodafone Ghana | 他多数 |
■日本語試験SME(50音順/社名は参加時の社名を記載)
日本語試験は、以下のIT業界からのSMEのサポートにより開発されました。
萩原 学 氏 TIS株式会社 |
吉田 雄哉 氏 日本マイクロソフト株式会社 |
神崎 賢太郎 氏 富士フィルムビジネスイノベーションジャパン株式会社 |
橘 喜胤 氏 楽天グループ株式会社 |
釜山 公徳 氏 |
※CompTIAトレーニングパートナーから提供のトレーニング教材は、こちらからご確認ください。
The Official CompTIA Linux+ Study Guide 日本語版 (試験番号 XK0-005) eBook ※eBookはカラーになります。 |
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CompTIA CertMaster Labs for Linux+ (試験番号:XK0-005) - Individual License「日本語版」 |
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