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クラウドコンピューティングの今後:CompTIA Cloud+がDoD Directive 8570.01(米国国防総省司令 8570.01)に承認(CompTIA米国本部ブログより)

2020/02/20

米国本部ブログ:The Future of Cloud Computing: CompTIA Cloud+ Is Now DoD 8570 Approved


cloud-and-dod-8570.png世界がますますクラウドベースのテクノロジーに移行するにつれて、米国国防総省(DoD)は、省内の人材と外部の委託企業に対して、クラウドインフラストラクチャの維持と最適化に必要となる専門スキルを習得、維持することを推奨しています。この取り組みの中で、CompTIA Cloud+は、機密情報を扱う人材や、特定の職務要件を満たす必要のある人材に対して発令されているDoD Directive 8570.01(米国国防総省司令 8570.01)で指定されている認定資格の一つに承認されました。この承認は、テクノロジーに精通し、最先端の技術力を持つ国防総省内のワークフォースの重要性を象徴しています。

CompTIA Cloud+が承認されたDoD Directive 8570.01(米国国防総省司令 8570.01)は、下記3つのカテゴリーです。
 ・ Information Assurance Manager Level I (IAM I)
 ・ Cybersecurity Service Provider Infrastructure Support (CSSP-IS)
 ・ CSSP Analyst (CSSP-A)


CompTIA Cloud+が選ばれた理由

CompTIA Cloud+は、現在広く活用されている仮想化環境での設計・構築、運用のために必要なテクニカルスキルに重点を置いており、米国国防省内の人材と外部委託企業の人材が確実に任務を遂行する上で必要とされるスキルを育成します。CompTIA Cloud+は、今日のシステム管理者やクラウドエンジニアに求められるスキル、知識、能力の多様性に対応し、実務を確実に、かつ効率的に実行するためのスキルを評価します。

CompTIA Cloud+は、ベンダーに依存せず、広範囲なクラウドベースのインフラストラクチャを運用する上で必要となるスキルを評価する認定資格です。パフォーマンスベースの設問が含まれる唯一のクラウド系の認定資格です。CompTIA Cloud+は、ベンダー横断的なクラウドの特性やシステムに関する専門知識が必要とされるシステム管理者やクラウドエンジニアなどのITプロフェッショナルに最適です。


CompTIA Cloud+の出題範囲

CompTIA Cloud+の出題範囲のハイライトは、下記の通りです。

 ・ クラウドデプロイメント
  CompTIA Cloud+は、実装、保守、複数のクラウドデプロイメントモデルの展開を網羅し、
  ニーズの高いテクニカルスキルに焦点をあてています。

 ・ クラウドセキュリティ
  企業のセキュリティを維持することは、サイバーセキュリティエキスパートの特定の業務領域では
  なくなってきています。
  CompTIA Cloud+は、サイバーセキュリティの下記の重要な点に焦点をあてています。
  ・最新の暗号化スタンダード、証明書とキー管理、トンネリングプロトコル
  ・ 特定のクラウドコンピューティングモデルに基づくアクセスコントロールテクノロジー
  ・ 企業のサイバーセキュリティの自動化との継続的な改善


米国政府の「Cloud Smart」イニシアチブ

米国政府内の今後のクラウド環境に積極的に取り組むため、米国行政管理予算局(Office of Management and Budget/OMB)は、クラウドコンピューティングへアプローチする戦略「Cloud Smart」を推進しています。このイニシアチブは、サイバーセキュリティを重要視し、クラウドへのアウトカムドリブンアプローチを優先します。この方法論は、常に私たちが現場のエキスパートから耳にしている、クラウドを適切に導入するための柔軟性とセキュリティファーストの姿勢を実装する必要があるということを反映しています。

クラウドエンジニアは、CompTIA Cloud+が、Cloud Smartの下記のようなアウトラインに対応しているため、非常に重要であると認識をしています。

 ・ テクノロジーは、驚異的なペースで変化します
 ・ クラウドが企業での主流となりつつあります
 ・ オンプレミスとオフプレミスの伝統的な描写はもはや使われていません

CompTIA Cloud+では、仮想化インフラストラクチャ、自動化とオーケストレーション、クラウドバーストといった今後のクラウドコンピューティングが網羅されています。


CompTIA Cloud+とCompTIA Infrastructure Careerpath

ITインフラストラクチャに関しては、キャリアアップの機会はこれまで以上に顕著な伸びを見せています。CompTIA Infrastructure Careerpathの一部としてCompTIA Cloud+は、CompTIA Network+でカバーされているコンピューターネットワークの基本をマスターし、CompTIA Linux+でカバーされている実践的なスキルを習得し、CompTIA Server+で培われた高度なサーバー専門スキルを有するITプロフェッショナルにとってのゴールの一つとして認識されています。

CompTIA Cloud+が、DoD Directive 8570.01-M(米国国防総省司令 8570.01-M)に追加されることで、システム管理者、クラウドエンジニアにとってスキルを活用する新しい機会が与えられることになります。CompTIAは、IT業界のエキスパートと協業し、DoDの人材やプロフェッショナルがクラウド環境で実務を行う上で最も重要なスキルを評価できるようにCompTIA Cloud+を開発しました。

CompTIA Cloud+の詳細については、下記からご覧ください。
CompTIA Cloud+