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DoDM8140.03を基とした実践的ラーニングパスの構築(CompTIA米国本部ブログより)

2024/05/13

米国本部ブログ: Creating Practical Pathways with DoDM 8140.03


creating-practical-pathways-with-dodm-8140-03.png米国国防総省マニュアル8140.03(DoDM 8140.03)は、ギアチェンジを行いました。この(8570.01-Mからの)変更は2023年2月に発表され、数多くの目的があります。(DoDが8140.03をどのように活用しているかについては、以前こちらのブログでも紹介しています。)「スキルの多様性」さらに「米国国防総省(DoD)と軍の拡大し続けるニーズをサポートする能力」、この2つが目的に含まれます。

世界中の組織が、DoDM 8140.03承認の認定資格を実践的なラーニングパスに組み込んでいることはとても興味深いことです。このような取り組みでポイントとなるは、組織が業務上のニーズに基づいて独自のラーニングを作成する権限を与えられているところにあります。コンプライアンスに対する新しい見方は、新しいテクノロジーで前進する必要がある、もしくは目新しい方法で保護する必要がある組織の要件に焦点を当てることです。

どのCompTIA認定資格が承認されていますか?
現在、8つのCompTIA認定資格がDoDM 8140.03で承認されています。どのCompTIA認定資格が特定の職務に適しているか、その説明と熟練度レベルとともに確認するには、こちらのチャートをご確認ください。

● CompTIA A+
● CompTIA Network+
● CompTIA Security+
● CompTIA Cloud+
● CompTIA PenTest+
● CompTIA Cybersecurity Analyst (CySA+)
● CompTIA Advanced Security Practitioner (CASP+)
● CompTIA Linux+

DoDM 8140.03の観点から見ると、上記の認定資格や関連トレーニングは、31の異なる職務を網羅します。さらなる需要に対応するため、今後この数字はさらに増えることでしょう。

誰がDoDM 8140.03承認のコースを提供しているのですか?
まだ実装における初期段階ですが、たくさんあります。米国およびグローバルのCompTIA Authorized Delivery Partnerが上記認定資格のためのコースの提供を通じて、従業員のスキルアップを支援しています。世界中の米軍基地内の校舎、暗号やシグナルを学ぶ学校、パートナー政府においては、ラーニングパスの構築中です。また、認定者個人においても、認定資格を最新の状態に保つという点において、ラーニングパスの構築中と言えます。

DoDM 8140.03をさらに理解するには
アップスキルのためのプログラムに携わっているのであれば、最新情報を入手できるリソースがあります。DoD Cyber ExchangeサイトにあるDoD Cyber Workforce Qualifications Matrices Managementページでは、現在承認されているすべてのリソースがリスト化されています。ページ下部から、最新情報をダウンロードすることができます。

DoDM 8140.03が定期的にアップデートしている2つの文書があります。

● Information Technology (IT) Workforce Element and DCWF Training Repository Matrix:特定のサイバーセキュリティの職務ではなく、インフラやIT志向とされてきた職務に重点を置きます。
● Cybersecurity (CS) Workforce Element and DCWF Training Repository Matrix:サイバーセキュリティに分類される職務に重点を置きます。

今後数か月以内にDoDM 8140.03プログラムではさらに多くのマトリクスが追加される予定ですので、このページはブックマークしておくことをお勧めします。考えられるマトリクスには、サイバーの効果(例えば、サイバーセキュリティ活動の意図した/意図しない結果など)、AI、データ分析などが含まれる可能性があります。

また、DoDM 8140.03 Qualification and Training Repositoryページも確認すると良いでしょう。そこには、各業務における職務の役割について概説した文章があり、それらは承認を受けているすべての認定資格やトレーニングのための権威ある参考資料です。

さらに
DoDM 8140.03の活用について最新情報を知りたい方は、6月25日米国ボルチモアで開催されるTechNet Cyberでのセッション「Navigating and Implementing DoD 8140 : A Comprehensive Discussion」にご参加ください。セッションでは、DoDの教育者や他の人々からアップスキルのパス構築について話を聞くことができます。さらに、CompTIAではスキル領域の拡大を目指すべく、今年後半には新たな製品が利用可能になる予定です。セッションの一部では、CompTIA、SANS GIACおよびその製品を実際に使っている方も参加する予定です。